《ノロウイルス体験談あるある》辛〜い7つの症状の対処法をご紹介

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2017年も全国的に猛威をふるう ノロウイルス

一度感染すると、その症状の激しさから、年代性別問わず、大変苦しくて辛い思いをすることになります。

今回はそんなノロウイルスの発症から回復までに、多くの人が経験する「ノロウイルス体験談あるある」について、医師に詳しく解説して頂きました。 ノロウイルスあるある1:吐き気や便意による睡眠不足
吐き気や便意による睡眠不足、本当に辛いですよね。

ノロウイルス感染症の状態や時期によっては、下痢止めや吐き気止めなど使用しないほうがいい場合もあります。

どうしても眠れないくらい症状が強いという時は受診の上、下痢止めや吐き気止めのお薬の処方を相談してみてもよいでしょう。 ノロウイルスあるある2:下痢や嘔吐が止まらずトイレから出れない
誰にでも使える対応策というものはないのですが、衣服を緩めて、できるだけ安静に過ごすことが回復への近道になりますね。 ノロウイルスあるある3:嘔吐による脱水症状
嘔吐や下痢による脱水症状を感じたときは、まずは水分補給が一番大切になります。

冷たすぎない常温か、ぬるいくらいのスポーツドリンクなどを、少しずつこまめに取って水分補給を図りましょう。

それでもやはり体調が改善しないときは、できるだけ早めに医療機関を受診する必要があります。 ノロウイルスあるある4:食事制限で固形物が食べられないストレス
おかゆや麦茶といったほぼ形のない食事ばかりだと、なかなか元気も出ないという方が多いと思います。

ただ、本格的な食事は辛い下痢などの引き金になってしまうこともあるので、ゼリーや柔らかめに煮込んだうどん、野菜やパスタを柔らかく煮たチキンスープなどであれば、必要以上の刺激をあたえずに少しバラエティーに富んだ食事が楽しめるかもしれませんね。 ノロウイルスあるある5:嘔吐しすぎて喉が痛い
ノロウイルスの症状がひどいと、吐物にうっすらと血が混じるほど嘔吐してしまうことがありますね。

ここまで症状がひどい場合は病院を受診の上、吐き気止めなどの処方を相談してみるのが良いでしょう。 ノロウイルスあるある6:高熱で意識朦朧でフラフラ
高熱があるときは、まずクーリングをしたうえで水分を十分とってゆっくり休みましょう。無理して動き回るのは禁物です。

水分は、麦茶や白湯などのほか、電解質も補給してくれるスポーツドリンクなどもよいでしょう。 ノロウイルスあるある7:下痢のしすぎで肛門が痛い
下痢のし過ぎで肛門が痛い症状、本当に辛いですよね。

度重なるトイレットペーパーなどによる摩擦の刺激に加えて、下痢便に多く含まれる腸液がアルカリ性であることから、肛門周囲の粘膜に刺激を与えるため、痛みを感じるといわれています。

対策としては、トイレットペーパーを柔らかいものに替えたり、可能であれば自分専用の温水便座などを用いることで刺激が和らぐ可能性があると思います。 ノロウイルスを自宅療養で治せますか?
ノロウイルスは、病院を受診しても特効薬があるわけではないので、脱水症状を起こしたり、症状が重篤になって点滴や入院などを必要とする状態にならない限りは、しっかりと自宅療養することが大切です。

自宅療養の際は、水分を十分にとって消化の良いものを食べて、ゆっくり休むことで治癒することが多いと思います。

ただ、患者さんが子供さんやお年寄り、または体力的に弱い方は、念のため受診をし診断をはっきりさせて対策を取ったほうが良いでしょう。 最後に医師から一言
ノロウイルスは冬の感染症の代表的なものの一つですね。普段から体力維持や手洗い、うがいを心がけてできるだけかからないようにしたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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