1月23日は“花粉症対策の日” 飛散時期から予防対策までを総まとめ! (3/4ページ)
絶大な効果を得ることができるのですが、副作用が強く、糖尿病や生理不順、生殖機能障害、肝機能障害などの病気の原因にもなりますので、最近は積極的には行われていません。
2:アレルゲン注射
アレルギーの元となるアレルゲンを、皮下注射することにより、アレルギー体質を改善させることを目的としています。
効果が出るまでの期間が長く、早くても3カ月経過しないと治療の効果を実感することができませんので、シーズン前に処置することをオススメします。
3:ヒスタミン注射
ヒスタミンの成分が含まれている、ヒスタグロビンという注射を打つことにより、ヒスタミンに対する抗体を作ろうというのがこの治療の目的です。
ヒスタグロビンという物質は、生物由来の物質ですので、副作用が非常に少ないことで知られています。
しかし、人によってはめまいや吐き気、頭痛に悩まされることがありますので注意しましょう。
花粉症治療に有効な点鼻薬の種類
鼻から処方する点鼻薬も花粉症には有効で、以下のように3種類存在します。
1.血管収縮薬
強い血管収縮作用で速効性があり、使用直後から鼻の通りがよくなります。
しかし使い続けると効果が薄くなったり、多用すると鼻の粘膜が刺激され腫れてしまうなどの恐れもあるので、症状のひどいときだけ、短期間使うことを心がけるといいです。
2.抗アレルギー薬
アレルギー性鼻炎や花粉症に有効ですが、即効性はなく、ある程度の期間を継続し使用することで効果が得られます。
花粉症では、予防的に早めに使用を開始することでより効果が期待できます。
3.ステロイド薬
症状の強いときに用いる薬で、使用開始から数日で効果がでてきますし、炎症をとる優れた作用があります。