逆境に負けない力を得られる!?天満宮のご利益とは【1月25〜29日】 (3/3ページ)
心だに 誠の道に かなひなば 祈らずとても 神や守らん
(心にまごころをもち、誠の道を生きれば、ことさらに祈らなくとも、神は守ってくださるだろう)
幼い子どもたちと共に、太宰府の地へ追われた道真公。食べるものにも事欠き、我が子をも喪うという絶望の日々を送ります。しかし、いつかは自分のまごころが伝わり、罪が晴れると信じ、誠の道を貫いたのです。
他にも、自分を取り立ててくれた帝への感謝の歌などが数多く残されており、道真公の誠実なお人柄が偲ばれますね。道真公はその生き様から、「冤罪(えんざい)を晴らす神様」とも呼ばれています。
日々の生活のなかで、「ひどい」と感じる理不尽な扱いを受けたり、腹立たしいと感じたりすることも、ときにはあるもの。
そんなとき、天満宮でお祈りをすれば、逆境に負けず、どんなときもまごころをもって、自分が信じる道をしっかりと生きる力を与えていただけるかもしれません。
いかがでしたか? どんなときでも、まごころは大切にしたいもの。至誠の神様、菅原道真公の人生に思いを馳せながら、天満宮へ出かけてみませんか?
【参考】『くらしを楽しむ七十二候』広田千悦子/泰文堂、『神社のいろは』/扶桑社