なぜ『シックス・ネーションズ』はおもしろいのか? ヤマハの選手が語る魅力 (2/4ページ)

ラグビーリパブリック

ヤマハ発動機のコーチ兼司令塔のスタンドオフを務める大田尾竜彦は「シックス・ネーションズは一番勉強になる大会です」と話す。

 「極端に言うと、スーパーラグビーはショー。すごい個人技、圧倒的な身体能力を見られる。フランスリーグTOP14も最近はそれに近づいてきている気がしますね。だけどシックス・ネーションズのチームは、南半球の身体能力の高いチームにどうやって勝つかということをいつも考えている。そういうチーム同士の戦いですから、非常に戦略性の高いラグビーが繰り広げられる。試合を見ていると『こういうことを考えてゲームをデザインしているんだなあ』という意図が伝わってくるし、日本のラグビー選手、特にゲームを作るスクラムハーフやスタンドオフにとってはものすごく勉強になる」

 大田尾選手は、シックス・ネーションズの贔屓チームはウェールズだと言う。

「いろいろ考えてプレーしているなということが伝わってくるんですね。特にグラハム・ヘンリーさん(2011年ワールドカップでニュージーランドを率いて優勝)の時代にそうでしたね。選手でいうと、長らくウェールズの司令塔だったスティーブン・ジョーンズ(1998-2011、104キャップ)。ボールを絶対に下げないために、どう動かすかということをものすごく考えてプレーしている。走り合いに持ち込むときも、ボールをどう動かしたあとで走り合いにするかというところがものすごくおもしろいです」

 大田尾選手と早大~ヤマハを通じてハーフ団を組むSH(スクラムハーフ)の矢富勇毅選手は、同じシックス・ネーションズのケルト系チーム、アイルランドが贔屓だという。

「とにかく見ていて楽しいですよね。よく走るし、ボールを動かす。今のラグビーが向かっている方向を見せてくれるチームだと思います。SHのコナー・マレー、SO(スタンドオフ)のジョナサン・セクストン、FB(フルバック)のロブ・カーニー。アイルランドはこの3人がキーになっていて、この3人が機能していれば、狙い通りのラグビーができているということ。僕にとっても参考になりますね」

 アイルランドは今年6月に来日し、日本代表と2試合を行う。来日するチームを研究すること、来たら生で注目する選手を見つけることなども見どころになる。

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