なぜ『シックス・ネーションズ』はおもしろいのか? ヤマハの選手が語る魅力 (3/4ページ)
「今年はブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのニュージーランド遠征があるし、アイルランドの中心選手は来日しないかもしれないけれど、全員がライオンズに行くわけじゃない。2013年に来日したウェールズが負けたことも当然知っているだろうし、どういうメンバーで来るか、楽しみです。自分自身、選手として対戦したい思いはもちろんあるけれど、一人のラグビーファンとしてもとても楽しみです」
同じシックス・ネーションズを見るのでも、フォワードの選手が見ると違う視点になる。
ヤマハ発動機ジュビロのキャプテンを務めるFL(フランカー)の三村勇飛丸選手はシックス・ネーションズについて「男らしいラグビーに魅力を感じる」と話す。
「僕はどうしてもスクラムやセットプレーを注目するんですが、フィジカルの強さを活かしてまっすぐ当たる、そこにまっすぐタックルして止める。そういうラグビーの魅力ですね」
贔屓チームは、大田尾選手と同じくウェールズだという。
「昔のウェールズのディフェンスがすごかったですよね。見ていてシビれるディフェンス、タックルが連続する。個人的には、やっぱり同じフランカーのサム・ウォーバートンに注目しています」
「ただ、今のシックス・ネーションズはイングランドがひとつ抜け出している感じですよね。ファンとしては、早くイングランドとニュージーランドに戦ってほしい。純粋にファンとしての興味です、今の世界ラグビーをリードする2強は、いったいどっちが強いんだろ? というところです。実は僕は、2015年のワールドカップの優勝をイングランドと予想していたんです。それが予選プールで敗退ですから、僕も驚いたけれど、選手たちのショックは相当だったはず。それが、エディーさんが監督に来たとたんに生まれ変わったような強いチームになった。自信を持つってすごいことだなあと思います」
試合に臨む決意。強い相手に勝つための工夫。体を張ったタックル、アタック……。ヤマハのレジェンドたちは、シックス・ネーションズにはラグビーの根源的な魅力を感じさせてくれる要素が溢れていると話してくれた。イングランドが連覇するのか、連勝を止めるのはどこの国か。見どころの多い2017年シックス・ネーションズは、間もなく開幕する。