十両は月給103万!相撲の幕内の下はなぜ「十両」っていうの?その名前の由来とは? (1/2ページ)

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十両は月給103万!相撲の幕内の下はなぜ「十両」っていうの?その名前の由来とは?

ここからが「関取」と呼ばれる階級

大相撲の力士が番付を上げていき、最初に「関取」と呼ばれるようになる階級が「十両」です。十両に上がると、力士への待遇は幕下までとは大きく変わります。

幕下までと十両の一番大きな違いは、相撲協会から毎月「月給」が支給されるようになる点です。現在の十両の月給は、103万6000円。また、地方での場所の場合、宿舎から会場への移動にはタクシーを使えるようになる、飛行機ではビジネスクラスを利用できるようになるなど、まさに待遇は雲泥の差です。

その他に、引退後の待遇や退職金の面でも優遇されます。引退後に「年寄」を襲名するには、十両以上の関取を通算30場所以上務めることが条件とされています。

十両に上がることで、力士は初めて「一人前の力士」と認められることになると言えるでしょう。


出典:pixabay

なぜ「十両」と呼ばれているの?

この階級は、なぜ「十両」と呼ばれているのでしょうか?

「十両」という階級が制定されたのは、明治時代のことです。通常は無給の幕下までの力士のうち、幕下上位十枚目までの力士には、場所ごとに十両の給与を支給することが定められました。ですから「十両」は、「十枚目」とも呼ばれています。「十枚目までの力士」に「十両」を支給するとは、非常に分かりやすい給与体系ですね。

正式には「十枚目」の方が正しい呼称なのですが、アナウンスの都合上「十両三枚目」を「十枚目三枚目」などとは言いにくいための配慮から、一般的に「十両」と呼ばれるようになっています。

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