「目のやり場に困る公共の場での授乳」ーーそもそもこれ自体に違法性はある? (2/2ページ)
■育児に不寛容な日本
このような公共の場での授乳が議論の的になるのは日本だけでない。
台湾では 台北市内にある博物館で授乳をしていた母親に対して係員は、トイレか博物館の外で授乳するよう指示した。そしてこれがきっかけで、2010年に公共の場での授乳を禁止・妨害してはいけないという法律が生まれた。
ちなみにこれは授乳だけでなく、新春早々に起こった、ある寺院でのベビーカー利用自粛のお願いの問題と根本は同じである。つまり日本は育児に対して不寛容なのである。台湾のように法律を作ってまで解決しなければならない程とは思えないが、かといってこの問題を放置し続けることはもっとよくない。まずは私たち一人ひとりが、これまでの考え方を改めてみることが重要だろう。