子どもの知恵熱の原因は大人と違う!対処法と知恵熱が出やすい場面4つ
お子さんに原因不明の
発熱が生じたら、それはもしかすると知恵熱かもしれません。
知恵熱と聞くと、大人の場合はストレスや仕事が忙しかったりすると発症するイメージがありますが、子どもの場合は何が原因となるのでしょうか。
今回は子どもの知恵熱の概要や原因、治療方法から予防対策まで、医師の松本先生に解説していただきました。
知恵熱とは

「知恵熱」は病名ではなく、もともとは「原因がはっきりわからない乳幼児の熱」の総称です。
昔は感染症や免疫について詳しくわかっていなかったので、知恵がつき始める頃(生後半年~2,3歳)に熱が出ることを「知恵熱」と呼んでおり、正確には「
乳幼児の感染症による熱」です。
子どもの知恵熱の原因

ウイルスや細菌などの感染で起こる「乳幼児の感染性の発熱」です。
乳児期前半は母から免疫を分け与えられるため、熱も出にくいのですが、半年後頃から出生時にもらった免疫が無くなり、さらには外出の機会も増えるので、風邪などの感染症に晒され、熱だけが出る症状を「知恵熱」と呼びます。
大人は免疫があり、おなじ病原体に暴露されても症状が無い一方で、乳幼児だけ発熱するなど、原因が思い当たらないことがしばしばあるので「知恵熱」と呼ばれたのです。
風邪の熱と発熱の仕組みは同じで、一般の解熱剤が有効です。
子どもの知恵熱の症状

熱だけで、他の症状がありません。
基本的に一時的であり、体の自然治癒力で治りますが、解熱剤も有効なことが多いでしょう。
子どもの知恵熱が出やすくなる場面

■ 家族や本人が人混みに出る
(家人は無症状のまま子供に感染症をうつすことがある)
■ 家庭内に熱が出ている人がいる
■ 保育所、幼稚園に行き始めた
■ 運動会など、普段より体を使った
治療すべき子どもの知恵熱の目安、治療内容

■ 3日経っても下がらない高熱(38℃以上)
■ 1週間以上続く微熱(38℃以下)
治療内容
病態によって異なりますが、乳幼児の場合はウイルス性の感染症と判断した場合、通常、そのまま様子を見ます。
細菌性感染症と判断した場合は抗生剤を投与することもあります。 子どもの知恵熱の対処方法

感染症に対抗するのは自分の免疫力なので、寝ることが最大の方法です。
その他、感染症時には免疫細胞でビタミンCが大量に消費されますので、イチゴやミカンや野菜などを食べると良いです。
子どもの知恵熱の予防対策

感染症は人が多いところにより多く存在しますので、小さいときは出来れば人混みを避けましょう。 最後に松本先生から一言

子どもの場合の知恵熱は、基本的に一時的であり、体の自然治癒力で治ります。とにかく休むことが大事です。
ただし自己判断で、正しい診断が出来ているとは限りませんし、どんな病気も重症化すればするほど治療に時間がかかりますので、受診時期を誤らないようにして下さい。
(監修:医師 松本明子)