ストレスだけが原因じゃなかった!うつ病にならないためにやるべき習慣って? (2/3ページ)
浦添総合病院検診センターの講演会において、久田友一郎医師は「うつで眠れないのではなく、眠れないからうつになる」として、「どんなに疲れていても、人間関係に悩んでいても、ぐっすり眠ることでうつ病は防げる」と、睡眠の重要性を訴えています。
久田医師によれば、短時間睡眠をしている人のほとんどが「眠れていない」という自覚がないことが問題なのだそう。深夜まで起きていることに慣れてしまうと、短時間睡眠でもしっかり眠れたと錯覚してしまうので、自覚がないまま軽度の睡眠障害を起こす「かくれ睡眠不足」になっていると指摘します。
かくれ睡眠不足を繰り返すうちに、疲労感が取れず肩こりなどの体調不良を感じるようになり、いずれは目覚めが悪くなったり、仕事への意欲が失われてしまったり……。うつ症状かもしれないと、不調を自覚したときには、すでに眠ることが困難になっている可能性があります。
睡眠不足がなぜうつ病の引き金になるのか

食事のバランスや運動以上に、睡眠は健康を保つための大切な要素。睡眠をとることで、細胞が修復されて疲れが取れたり、自律神経やホルモンのバランスを整えたりすることができます。特に自律神経を正常に働かせることは、うつ病対策にとても大切です。
自律神経は、起きている間優位に働く交感神経と、寝ている間優位になる副交感神経をバランスよく働かせることで、心身の健康を調整しています。うつ病の前段階として、自律神経失調症という症状がありますが、これは交感神経が過剰に働いて、副交感神経があまり機能しなくなることで起こります。
交感神経を優位に働かせる原因になるのが、パソコンやスマホの影響や睡眠不足などです。