稀勢の里横綱昇進記念! 日本で走っていた珍しいオープンカーを大特集! (4/5ページ)
初の乗用車がスポーツカーという、いかにもホンダらしいやり方が世間の注目を集めます。もちろん単に話題作りをするだけでなく、2輪で鍛え上げたレーシングテクノロジーを余すことなく注ぎ込んだ点も評価に値するでしょう。
DOHC+4連キャブのエンジンは「精密な時計のようなエンジン」と呼ばれ、当時ひとクラス上のスポーツカーでも手に入れることが難しかった高い走行性能を実現。独特のチェーンドライブ式後輪駆動もあいまって、オリジナリティの塊のようなクルマでした。その後1964年にはS600に、1966年にはS800へ発展。S800ではモデル途中から一般的なシャフトドライブへと変更されましたが、こちらは北米拠点のアイデアが採用されたという裏話があります。現在も、クラシックカーのイベントなどで人気が高い1台です。
実はとても人気車種だった、ホンダ・シティ カブリオレ
1980年代初頭のホンダの顔といえば、シティと思う方も多いことでしょう。「トールボーイ」と呼ばれる背の高いスタイルは、カーデザインに新しい風を吹き込みました。そんなシティに1984年に追加されたモデルが、シティ カブリオレです。イタリアのカロッツェリアであるピニンファリーナがデザインした幌に、当時のシティ ターボⅡのような迫力のあるフェンダーデザインが組み合わされました。製造は東洋工機(現在のパジェロ製造)で行われ、マツダ・ロードスターが登場するまでは国産オープンカーではトップクラスの販売実績を誇ったクルマとしても有名です。
新世代のマイクロ・コミューター、ホンダ・ビートphoto by 韋駄天狗(CC 表示-継承 3.0)
1991年に発売されたホンダのオープンカーが、ビートです。表向きはコミューターという扱いでしたが、3連スロットルと燃料噴射制御マップ切替方式を組み合わせた吸気システム「MTREC」やミッドシップ初のフルオープン・モノコック構造のボディ、軽自動車初の4輪ディスクブレーキを採用するなど、その造りは本格スポーツカーともいえる出来でした。