木村拓哉の『A LIFE』第5話は”医師の心情”が胸打つも稚拙な脚本に総ツッコミ

デイリーニュースオンライン

TBS「A LIFE~愛しき人~」公式サイトより
TBS「A LIFE~愛しき人~」公式サイトより

 木村拓哉(44)が初めて“医師”を演じることで話題のドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)の第5話が、2月12日に放送された。平均視聴率は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)となり、第4話の12.3%から1.6ポイント上昇。14.2%だった第1話から緩やかに下降していただけに、巻き返しが難しい傾向になる中盤での急激な数字の伸びには、熱心なファンも驚きの声を上げている。

 第5話は、木村演じる外科医の沖田一光と、及川光博演じる外科部長・羽村圭吾の対立がひとつの見どころに。関東医師会の事故調査委員に選ばれた羽村は、調査対象に心臓外科の権威である医師・山本(武田鉄矢)の名前を発見し、動揺する。山本は、羽村と壇上壮大(浅野忠信)の学生時代の恩師であり、羽村は山本に心酔していたからだ。「第三者のボクが調査してなにも問題ないと報告すれば、患者も納得してくれるよ」と、山本の潔白を証明することに自信を持っている羽村だが、ある患者が壇上記念病院を訪ねて来たことで、事態が一変する。

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 その患者は、山本の執刀で心臓手術を受けたが「息切れがする」と訴え、羽村の診察を受けたいとやってきたのだとか。しかし、初診を担当し患者からの相談を受けた外科医の井川颯太(松山ケンイチ)は、羽村ではなく沖田の元へ。山本が羽村の恩師であることを知っている井川は、「万が一ミスでもあったら、羽村先生も困るでしょうし……」と気を使い、沖田に患者を任せてしまうのだった。しかしこれが、沖田と羽村の対立を招く引き金となる……。

 結局、沖田が患者に医療ミスを伝え、山本は医師の座を退くことに。これを知った羽村が沖田に平手打ちをするという、緊張感あふれるシーンには特に視聴の注目が集まり、「羽村先生のビンタ、沖田先生の激高。スゴい迫力だった……!」「羽村先生の苦しみもわかるし、沖田先生の苦しみもわかる……歯がゆい展開だったな~」と、木村・及川の演技力と、2人の医師の葛藤が綿密に描かれた脚本へ絶賛の声が多かった。

 しかし一方で、視聴者からの指摘が絶えないのがこのドラマの特徴。脳に腫瘍を抱えている外科医の壇上深冬(竹内結子)は、手術中に視界がぼやけ、器具を落とすミスを犯しながらもメスを握り続けている。これには「もう深冬先生にオペさせないでよ……自分が患者だと思うと、怖くて見てられない」「深冬の状況を知ってて執刀させるなんて、病院自体無責任極まりないじゃん。いくらフィクションとはいえこれはダメでしょ」「やっぱり深冬が普通にオペしてるのが『アライフ』で1番気になるところ。どうにかなんないのかなコレ」とあきれ声も聞こえるほど。良いシーンがあっただけに、こういった“穴”がますます目立ってしまうようだ。

 ようやく視聴率が回復してきた『A LIFE』。このまま数字を伸ばしていくためにも、“リアル”な展開を望みたいものだ。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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