LiLICoオススメ「肉食シネマ」 ミッションから生まれた愛は本物? 『マリアンヌ』 (1/2ページ)
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そろそろアカデミー賞の季節。ということで、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でのアカデミー賞受賞を始め、たくさんの映画賞を総ナメにしてきたロバート・ゼメキス監督の最新作をご紹介します。
『永遠に美しく…』や『ロジャー・ラビット』など、これまで発表した作品はバラエティーに富み、才能あふれる監督であることはよく知られていますが、やはり、ストーリーテラーとしてもピカイチ。今作では、本当にその凄さを感じました。
ブラッド・ピット演じるマックス・ヴァタンは、自分の“妻”を知りません。実は、重要なミッションのために“妻”を引き合わせられたからです。
唯一のヒントである紫のドレスを手掛かりにマリアンヌ・ボーセジュール(マリオン・コティヤール)と出会ったマックスは、初対面なのに、まるで長年一緒に暮らしているかのような素振りをしなければいけない。それが見ている私たちに、いい緊張感を与えてくれます。
そこからは、様々なルールを決めながら、しばらくの間、夫婦を演じます。お互いのことを知らないまま共に行動をし、ミッションをこなす。しかし、徐々にお互いの本当の魅力に気づき、惹かれ合っていきます。
イギリスの特殊作戦執行部より緊急任務で派遣されたマックスと、フランス軍レジスタンスのマリアンヌ。2人のミッションは成功し、マックスは抑えきれない気持ちを彼女に打ち明けます。
「結婚してほしい、ロンドンへ行こう」と。
しばらくして、ロンドンの小さなカフェで2人は結婚式を挙げます。幸せなことに、マリアンヌのお腹には新しい命も…。ただ、彼女に、二重スパイの疑いが浮上して物語は思わぬ方向へ展開していくのです。
“壁のある愛”って、みんな大好きですよね? マリアンヌはいったい何者なのか、についてドキドキしながら考える。ゼメキス監督の凄さは、やはりここなんです。物語を聞いたら、勘のいい人は“こうなるのでは?”と妄想を膨らませ、想像したとおりになる。ただ、なったとしても、なぜか不思議と、最後まで楽しく見られるのです! かくいう私もそうでした。