【世界の名城】イングランドとスコットランドの攻防戦で重要な役割を果たした名城「スターリング城」 (1/3ページ)

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【世界の名城】イングランドとスコットランドの攻防戦で重要な役割を果たした名城「スターリング城」

イギリス北部に位置するスコットランド。首都のエディンバラから北西へ1時間ほど行った場所には、スコットランドで一番小さいと言われている都市スターリングがあります。

背後にはハイランドの山々を抱え、「ハイランドへの入り口」とも呼ばれているスターリング。かつてはスコットランドを制するための要とされた場所であり、この地で数多くの戦いが繰り広げられてきました。

キャッスル・ヒルという火山性の断崖の上には、そんなイングランドとスコットランドの攻防戦において重要な役割を果たしていた名城、スターリング城が建っています。

スチュアート朝の王家の居城として、スターリング城は12世紀に建てられました。しかし13世紀にはスコットランドに侵入したイングランドのエドワード一世が城を包囲し、スコットランドの統治権もイングランドのものとなりました。

その後14世紀にかけての戦いでスコットランド軍はイングランドを破り、その結果として悲願のスコットランド独立を手にしたのです。

城というと美しい建築を想像しますが、スターリング城は近くまで来てみると美しさというよりは「どっしり」とした強さを感じさせます。

城の前ではロバート1世の像が訪れる者を迎えてくれます。正式名称はロバート・ザ・ブルース。イングランドからスコットランドを奪還した英雄です。しかし彼はこの城を破壊してしまいます。その目的は、この城が再びイングランドの手に落ち、スコットランドがまた支配される事を防ぐためでした。現存するスターリング城は15世紀後半から16世紀にかけて再建されたものです。

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