要注意!「病気になりやすい性格」大公開 (3/4ページ)
いったいなぜ、このような気配りタイプが、がんにかかりやすいのか? 「実は、ストレスを内に溜め込み、発散する場や相手がない人は、がんにかかりやすいという疫学調査も少なくないのです」(同)
これは、ストレスに対する体内の生理作用でも説明できる。がん細胞は1日に数千個できるといわれているのだが、ストレスがなく健康な人の場合、これをキラー細胞などの免疫細胞で排除することができる。ところが、ストレスが強くなると、この免疫細胞の働きが弱まるのだ。
さらに、ストレスが強くなると、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌され、これが免疫力の低下につながることも指摘されている。「ストレスや逆境は人を成長させ、乗り越えることで新たな世界や楽しさが開けます。その意味では人生のスパイス的存在なんですが、内に溜め込むと病気を呼び込んでしまいます。キツい、つらいといった感情を溜め込まず、うまく発散する方法を見つけることが大切です」(前出の下村医師)
さて、心筋梗塞や脳卒中などは動脈硬化が大きな原因で、死亡率も高く、場合によっては“突然死”を招くこともある。意外にも、こうした血管病もその人の性格が大きく関係している。
「アメリカの心臓外科医のメイヤー・フリードマンは、カリフォルニア州で働く39~59歳の男性3154人を対象に、心筋梗塞や狭心症の発症と性格の関係について、8年半にわたって追跡調査を行いました。その結果、人よりアクティブ(活動的)でアラート(敏捷)、アグレッシブ(攻撃的)でアンビシャス(野心的)な“タイプA”の人は、そうでない“タイプB”に比べ、心筋梗塞発症率が2・12倍、狭心症は2・45倍も高いことが判明したのです」(前出の健康雑誌記者)
タイプAの行動パターンは、
●目標に向かって効率的に進む
●仕事だけでなく遊びも活発で、いつも時間に追われて動いている
●闘争心、競争心が人より強く、上昇志向も強い
などだが、いわゆる“頑張り屋”のため、管理職に上がるケースも多い。こんな人が上司になると、「もっと頑張れ!」と部下にハッパをかける。
この傾向がさらに強くなると、マイペースな部下にイライラして、攻撃的になることもある。