トップシードの桑田寛子が17歳の荒川晴菜を破り、念願の初優勝 [第53回島津全日本室内] (1/2ページ)

テニスデイリー

トップシードの桑田寛子が17歳の荒川晴菜を破り、念願の初優勝 [第53回島津全日本室内]

 島津アリーナ京都(京都府立体育館)で開催された「第53回 島津全日本室内テニス選手権大会」(本戦2月19~26日/賞金総額600万円/室内カーペットコート)は最終日、女子シングルス決勝が行われた。第1シードの桑田寛子(島津製作所)が第4シードの荒川晴菜(吉田記念テニス研修センター)を7-5 6-0で下して初優勝。2年前の全日本チャンピオンが今度は室内を制して“ダブル”全日本制覇を達成した。

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 いわば順当な優勝、だ。しかし、第1シードという立場は精神面で余計な労力を強いる。そのことと、多くの選手が「速い」「特殊」と口を揃えるサーフェスとの関係においても、桑田は難しさを感じていた。

 「プレッシャーなく思いきり打ってくるような相手だと、守備力が追いつかない。受け身になったら一気にやられる。集中力がいるコートだなと思います」

 そういう意味では、嫌な対戦相手だったかもしれない。17歳の荒川は実に挑戦者らしい新鋭だった。昨年の全日本ジュニア18歳以下の準優勝者で、プロの大会でも9月に行われたITF大会(賞金総額1万ドル)の「GSユアサオープン」で準優勝という成績を残しているが、桑田のことは「ずっと遠いところにいる選手。食らいついていきたい」と話していた。

 桑田は立ち上がりのサービスをいきなりブレークされ、第2ゲームと第4ゲームでブレークバックのチャンスを逃したが、第6ゲームでようやく追いついた。

 しかしコントロールよくボールを散らす荒川は、ドロップショットやドライブボレーなど多彩なショットを駆使。第9ゲームを2度のデュースで荒川がふたたびブレークに成功した。桑田はこれを悔やんだが、すぐにラブゲームでブレークバック。ミスが早くなった荒川の自滅だったといっていい。

 「リードされたら集中力が上がるんですけど、リードしたあと簡単に追いつかれてしまうことが多い。まだまだ未熟だと思いました」と荒川。桑田は第11ゲームでもブレークポイントを握られたが、2度のデュースの末にキープ。次はふたたびラブゲームでブレークし、このセットをものにした。

 経験や実績の差を考えれば、窮地を切り抜けた桑田が第2セットを圧倒したのはわかりやすい展開だ。

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