SMAPファンが落胆?NHK『クロ現+』芸能人の”事務所トラブル”特集が物議に

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 3月1日に放送された『クローズアップ現代+』(NHK総合)は、「芸能人が事務所をやめるとき ~“契約解除”トラブルの背景を追う~」と題する特集が組まれた。

 事前に番組公式Twitterでは、「“能年玲奈”改めのんさんやSMAP…[芸能人が事務所をやめるかどうか]をめぐる騒動やトラブル。そしていまは、清水富美加さんが…クロ現+は、事務所側と芸能人側・双方を徹底追跡。その背景に迫ります」と内容が予告されていた。昨年末にSMAPが解散したことについては、経緯が不透明だと感じるファンが多いため、番組に注目が集まっていたのだ。

 しかし放送を見たSMAPファンからは、納得できないという不満の声が続出している。というのも、SMAPについては冒頭に、事務所とトラブルを起こしたタレントの一例として名前が挙がり、似顔絵が映されただけ。“芸能人側の意見”としては、歌手/声優の宍戸留美が「月収は7万円」「ヌードになるような仕事をするように迫られた」と訴えたものの、あまりにもSMAPの事案とかけ離れた内容に、ファンは落胆。

 番組中のVTRには匿名で芸能事務所関係者が登場し、出演作などの契約後に独立や契約解除を求めることについて、「正直言うと“ふざけんな”ですよね」と強い言葉で“事務所側の意見”が語られる場面も。

 2016年1月にSMAPの解散危機が報じられて以降、「メンバー同士の問題」という論調で報道されることが多かったため、今回の特集については「“事務所問題”として扱ってくれたことに大きな意味がある」「『SMAPは不仲』しか言わないマスコミばっかりだったから、今回はまだまともに取り上げてもらった」と内容を評価する声もあるが、「SMAPの名前出しておきながら肩透かしを食らった気分。事務所側の意見ばっかりだったよね?」「芸能事務所の言い分を聞くだけの番組だった。もっと突っ込んだ番組にすべき」と、物足りなさを感じてしまうファンも。

 弁護士が法的な観点からこの問題を解説するなど公平な番組作りを目指した部分も感じられたが、そもそもファンのNHKへの不信感が、『クローズアップ現代+』へ批判が集まる一因となっているよう。NHKとSMAPは、昨年の『第67回NHK紅白歌合戦』に出場するかで長らくごたついたり、中居正広が司会を務め、11年から毎年1回放送されていた復興支援音楽番組『“明日へ”コンサート』がこの17年に突然打ち切られたりと、不明瞭なまま終わった出来事が重なっているのだ。

 これまであまり語られなかった「事務所問題」という切り口でSMAPの解散も事例のひとつとして取り上げただけに、ファンには“もったいない”という印象を与えてしまった『クローズアップ現代+』。公式Twitter宛にさらなる取材を求めるSMAPファンもいるが、はたして再び特集が組まれることはあるのだろうか……。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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