サンウルブズ・田村熙、ハリケーンズ戦の悔恨とリベンジへの「準備」を語る。 (1/2ページ)
後半2分、田村熙は頭を強く打って退場した。その時点で5-50と大量リードを喫していた。口をつくのは後悔の念だ。
「後半からは入ってからアタックをしていこう…と言われていて、それをやりたかったんですけど…。あとでビデオを観たら、代わって入ったメンバーがいいアタックをしていた。あれを僕が前半からやれたら、もっと違った展開になったかなと思います」
2月25日、東京・秩父宮ラグビー場。国際リーグのスーパーラグビーは開幕節を迎えた。この時は日本のサンウルブズが前年度王者のハリケーンズと対戦。今季からサンウルブズに加入した田村熙は、司令塔のSOとして先発していた。
田邉淳アタックコーチの唱えるプランに基づき、防御の裏へ短いキックを蹴り続けた。味方選手のボール再獲得からいくつかチャンスを作ったが、前半33分まで得点できなかった。守っては少ない手数でスペースをえぐられ、前半だけで45失点を喫した。そして、痛恨の退場劇を迎える。
終盤のサンウルブズは、途中出場したSHの茂野海人らを軸にテンポよく球を回していた。スコアを連取した。それだけに田村熙は、17-83の敗戦にはこう唇を噛んだ。
「キックで相手のディフェンスを惑わせるプランだったんですけど、そこに僕がこだわりすぎた。そこはもっと攻めてもよかった部分もあった。ビデオを観返してもそう思いましたし、やっている間も少しそう思った…。(途中から)点差も離れていたので、もう少しアタックマインドで行けたらよかったです。キックでも何本かいいチャンスを作れたけど、うまくバランスを取らないと」
現在、チームは長期遠征中だ。3月4日にはシンガポール・ナショナルスタジアムでキングズに23-37と敗戦。現地時間11日の第3節で、チーターズから今季初白星を狙う(ブルームフォンテイン・フリーステイトスタジアム)。
もっとも田村熙は、このツアーに帯同できなかった。この国に残り、NDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)キャンプに参加している。日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチが陣頭指揮を執るなか、サンウルブズのツアー不参加組と山田章仁ら日本代表候補選手が一堂に会す。