金正恩氏の「怨念」がさく裂した北メディアの「朴槿恵退陣」報道 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

実は朴氏の一連のスキャンダルが弾ける直前まで、政治生命の危機にさらされていたのはこの文氏の方だった。過去の国連における人権決議において北朝鮮と「内通」していたと暴露されていたのだ。

現在は朴氏のスキャンダルにかき消されているが、文氏が次期大統領になれば蒸し返される可能性は高い。そうなれば、本来は北朝鮮に融和的な文氏も、動きが取りづらくなるだろう。

ちなみに北朝鮮当局は、自国メディアに「(文氏との)秘密のやり取りなどなかった」などと報道させ、文氏を擁護するような動きを見せている。しかし、核問題であれ拉致問題であれ最近の金正男氏事件であれ、ウソにウソを重ねてきた北朝鮮の主張をどれだけの人が信じるだろうか。

「金正恩氏の「怨念」がさく裂した北メディアの「朴槿恵退陣」報道」のページです。デイリーニュースオンラインは、高英起朴槿恵デイリーNKニュース犯罪海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧