WBC今大会最高の熱戦を制した侍ジャパンの勝因とは (3/3ページ)
延長戦が長引かないようにするため、イニングの最初から無死走者一二塁で始まるルールです。表の攻撃で先手を打った侍ジャパンは、途中出場の鈴木誠也に犠打をさせ、走者を二塁と三塁に進めて2点を奪いました。一方のオランダは、犠打で走者を進めずに、長打を放って2点以上を奪ってサヨナラゲームにしようとしてきました。ただ、このときには四番のバレンティンに代わって、サムズが途中出場しています。オランダは投打ともにスタメンと控え選手との差が大きく、目論見が外れました。逆に侍ジャパンは、この試合で初めてスタメンで起用された秋山翔吾が2打点を挙げており、層の厚さで勝ち切れたと言ってもいいでしょう」(ベテラン記者)
侍ジャパンは1次ラウンド最終試合の中国戦を前に2次ラウンドへの進出を決めており、これまでのスタメンを変更して、各選手に“試合慣れ”させる機会があった。
そして、侍ジャパンの裏方は、1次ラウンドのプールAを1位通過したイスラエルの情報収集に追われている。
「MLBで実績のある選手もいますが、アメリカのMLB下部チームのAAAや独立リーグでプレーする選手が多く参加しています。必然的に情報も少く、選手を不安にさせるかもしれない。なるべく情報を集めて、有利に戦えるように準備しています。これも、世界一へ向けての試練と言うことなのかもしれません」(前出・スタッフ)
今大会で最も苦しい試合をものにした侍ジャパン。2次ラウンドの残りの相手は、1次ラウンドでも対戦したキューバと、未知の選手が多いイスラエルだ。それを勝ち抜けば、ベスト4が進出する決勝ラウンドが待っている。
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