万博誘致報告書「関西弁バージョン」を、関西生まれ関西育ちの記者が添削してみた (3/4ページ)

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(1)国際博覧会そのもののええとこ
国際博覧会は、国際条約に基づいたたった一個しかあらへん国際的イベントやっちゅうのとともに、中央政府が開催及び参加をどないするか決める国家的イベントやねん。1851年の(ふるっ)ロンドン国際博覧会以降の約165年の歴史(ながっ)の中で、国際博覧会はそれぞれの時代の感じに合わせて、その意義をうまい具合に変えてきよった」

記者が添削した結果、こうなった。

「1. 開催意義
2025年国際博覧会の開催意義は、ざっくり言うて4つの視点に分けられるねん。国際博覧会そのものが有する意義に加え、『2025年に開催する意義』『世界にとって日本や関西・大阪で開催する意義』、『日本や関西・大阪にとっての開催意義』があるわ。
(1) 国際博覧会が有する意義
国際博覧会は、国際条約に基づく唯一の国際的イベントやし、中央政府がどないして開催、参加するか決める国家的イベントやねん。1851年のロンドン国際博覧会以降の約165年の歴史の中で、国際博覧会はそれぞれの時代の潮流に合わせてその意義をうまいこと変えてきた」

どうだろうか。「ザクッと言うて」は、聞いたことがないので「ざっくり言うて」とし、「...そのもののええとこ」シリーズはすべて、まどろっこしいので原文の表記に戻した。「(ふるっ)」「(ながっ)」は、いずれもカット。語尾の「や」とか「ねん」の処理も、現実的に使われそうな言い方に直した。

だいぶ真っ赤になってもうたわ(関西弁)
だいぶ真っ赤になってもうたわ(関西弁)

この「関西弁版」報告書がメディアの報道で取り上げられた際、特にクローズアップされたのが、万博を「人類共通のゴチャゴチャを解決する方法を提言する場」とした部分だった。

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