万博誘致報告書「関西弁バージョン」を、関西生まれ関西育ちの記者が添削してみた (4/4ページ)

Jタウンネット

「1.開催したら何がええか」の「(1)国際博覧会そのもののええとこ」の章には、

「そんなこんなで、現代の国際博覧会は、人類共通のゴチャゴチャをええ感じに解決するアイデアを発信すると同時に、異なる知と知がガッチャンコすることで新しいアイデアが生まれる場としての意義を持ってるんや。アイデアは、ごっつい先端の技術だけやのて、社会制度や価値観、文化を反映させたむっちゃ種類があってむっさ幅広いものになるねん。
さらに、今まで一ミリも知らんかった文化や価値観を知ったり、世界の人々が「もうかりまっか」言うて出会って、たこ焼き食べながら交流するような場であることも大事や。偏見をほかして、『ぼちぼちでんな』と言い合える仲になる意義もデカいわな」

とある。記者の手が加わると、こちらの箇所も

「そんなこんなで、現代の国際博覧会は、人類共通の課題を何とかしようやー言うてアイデアを発信すると同時に、異なる知と知が合わさることで新しいアイデアが生まれる場としての意義を持ってるねん。アイデアは、先端の技術だけやのうて、社会制度や価値観、文化を反映させた多様かつ幅広いものになるねん。
さらに、今まで全然知らんかった文化や価値観を知ったり、世界の人々が出会って、交流するような場であることも大事や。偏見をなくして、相互理解を醸成する意義もデカいわな」

に様変わり。件の「ゴチャゴチャをええ感じに~」には、「何とかしようやー言うてアイデアを発信」と対案を提案させてもらったが、いかがだろうか。

それにしても、

「ゴチャゴチャをええ感じに解決する」
「『もうかりまっか』言うて」
「『ぼちぼちでんな』と言い合える仲になる」

......普通の関西人、こんな言い方するだろうか。原文に肉付けされただけで、せっかく良くできた官僚作文も台無しに。

「『ぼちぼちでんな』と言い合える仲になる意義もデカいわな」って......

どんな言い回しやねん!

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