自衛隊を強姦魔呼ばわり?宮古島の”その手の人な”女性市議に批判の声

デイリーニュースオンライン

Photo by PhotoAC(写真はイメージです)
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 今年も東日本大震災の節目を迎えて、様々なことを感じた方が多いと思う。犠牲者を追悼すると同時に、まだ復興できていない部分で何をすべきかと自問したり……。そして改めて、献身してくれた人たちへ感謝を新たにした向きもいたはず。例えば200億円もの義捐金を送ってくれた台湾、大規模な<トモダチ作戦>を展開してくれた米軍、そして国民のために困難な救助活動を粘り強く展開してくれた自衛隊に、だ。

 むろん自衛隊が災害救助に出動するのは任務である。しかし自分たちは冷たいレーション(野戦食)を食べながら、被災者には暖かい食事を供給。幼い子の遺体を回収することで、心を病んでしまった隊員も居た。さらに火事場泥棒的に領空や領海を侵犯した近隣諸国への警戒も怠らず──彼らの身を捨てての仕事ぶりには、日本中が感動したと言っていい。

 ところが、耳を疑う発言が飛び出した。

「(米軍の)海兵隊から訓練を受けた陸上自衛隊が宮古島に来たら、(略) 絶対に婦女暴行事件が起こる。(略)私の娘を危険な目に合わせたくない。宮古島に暮らす女性たち、女の子たちも」

 と沖縄県宮古島の石嶺香織市議(36)が、自身のFacebookに発表。宮古島に配備される自衛官を強姦魔扱いし、さらに米海兵隊まで侮辱した内容は即、大炎上。全国から批判が殺到した。慌てて釈明したが、

「“海兵隊に訓練を受けた自衛隊”と表現した。(略)(海兵隊は)人を殺しても何とも思わないようになっていれば、婦女暴行しても何も思わないでしょう」

 ふたたび酷い内容でさらに怒りを買い投稿を削除。議員辞職を求める声が上がり、一部では法的措置も検討されている

■自衛隊を侮辱する人々

 石嶺市議には社民党の福島瑞穂 参院議員との2ショット写真もあり、「中国が攻めてくるわけない」発言もしている。要するに<その手の人たち>の一員だった。自衛隊を侮辱するのも、先輩方に倣ったのかもしれない。

「私には、軍隊って組織がいかに人道支援に適していないかが分かる」(民進党・辻元清美 衆院議員・56)(注1)

「陸上自衛隊は“人殺し”の訓練。奈良の若者が駐屯地誘致で自衛隊に狙われている」(日本共産党<奈良県会議員団>関連団体のチラシ)

「暴力装置である自衛隊」(民主党・仙石由人 官房長官・71)(注2)

「防衛費は人を殺すための予算」(共産党・藤野保史 衆院議員・46)

 やれ「人権侵害だ~」「ヘイトスピーチだ~」とワメくのが彼らの定番なのに、こと自衛隊(と米軍)には何を言っても良いと思われているようだ。本当に軍隊そのものをヘイトするのならば、「最も暴力装置と呼ぶべき人民解放軍(中国共産党軍)に言ってみろ!」とも思うが、なぜか中国と北朝鮮の暴力には寛容な<その手の人たち>であった。

 なんにせよ反論も出来ない相手に、さしたる根拠もなく酷い言葉を投げつけるのは、イデオロギー以前に人間として最低である。

 ……それでも石嶺市議が、どうしても「自衛隊に強姦される」という妄想から抜け出せないのなら、お友達の福島瑞穂議員に頼んで増山麗奈サン(40)を派遣してもらうといい。彼女は過激パフォーマー兼社民党公認候補者(注3)のうえ、こんな発言もしているから。

「私など、世界の目の前でレイプされてしまえばいい」

 ヘイトからレイプ願望まで、<その手の人たち>もなかなか人材豊富だね。

(注1) 辻元発言…自身のブログにて。すぐに削除した。
(注2) 仙石発言…2010年当時。その後、訂正。
(注3) 社民党公認候補…増山麗奈氏は2016年の第24回参議院議員通常選挙に、東京選挙区から社民党公認で立候補。11位で落選。「うすぎたねえプルトニウム米でも食ってろ」「ジジババは安楽死しろ」発言や、母乳を飛ばすパフォーマンス経験でも一部で話題を呼んだ。

著者プロフィール

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コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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