嵐・大野智の14年半も続いたラジオ番組の終了がファンを悲しませるワケ
普段より少し高めのテンションの挨拶で始まる、嵐・大野智（36）のラジオ番組『ARASHI DISCOVERY』（FMヨコハマ）。同番組は2002年10月1日から『MORNING STEPS』のワンコーナーとして始まり、月曜～金曜の朝6時45分からのわずか5分間という短い放送時間ながらも、大野らしいゆったりとした口調で、慌ただしい朝の中のホッとするひとときを提供していることもあり、ファンに愛されてきた。
しかし、16日の放送で大野は、「『ARASHI DISCOVERY』はですね、今月31日金曜日の放送をもって、終了。終了することになりました」「なんと14年半！ 14年半もやってましたよ。いやホント、ずっと聞いてくれたみなさん、本当にありがとうございました」と、番組の終了を伝えた。
放送開始から14年以上の長寿番組だっただけに、突然の終了宣言にファンはビックリ。Twitter上には、「レギュラー番組が全部終わっても、ラジオは終わってほしくなかった」「思いやりのある言葉や、笑い声、冗談言ったり、気どってみたり、キャラを被せられない本物の大野智が感じられた、唯一の場所だった」「ラジオでしか聞けないあの笑い声がもう聞けないなんて考えると泣きそう」といった悲痛な声が飛び交っている。
ファンがここまで落胆する理由は、このラジオが大野自身の言葉を聞ける唯一の場所だから。グループとして、『VS嵐』（フジテレビ系）や『嵐にしやがれ』（日本テレビ系）といったレギュラー番組を持っているが、フリートークではメンバーに任せて積極的にはしゃべらず、発言する場合もその場の“流れ”を汲むことが多い大野。また、ジャニーズ公式携帯サイト「Johnny’s net」では「智のひととき2」という個人コーナーを持っているが、こちらはイラストがメインで、更新頻度も少ない。
嵐がグループメールをしていることや、TOKIO松岡昌宏やジャニーズWEST小滝望ら先輩後輩とのプライベートでの交流、芸能人の「繁忙期」である年末こそ趣味の釣りに行きたくなるといった他愛のない話を、飾らない言葉で伝え、時に自分の発言に「ふふふふ」と笑うなど、素の大野を感じさせてくれるのがこの番組だったのだ。
ファンからは惜しむ声が大きいが、内包している『MORNING STEPS』自体も終了ということで、継続は期待できなさそう。来週からはスペシャルヴァージョンとして、『MORNING STEPS』のパーソナリティ・栗原治久氏とのトークも放送されるそう。残り少ない放送回を大切にしたいものだ。
- 文・ジャニーズ研究会（じゃにーずけんきゅうかい）
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』（鹿砦社）など多数の出版物を刊行。
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