【世界の絶景】かたつむり形の中世の村、南仏・プロヴァンスの「ラマテュエル」に魅せられて (1/4ページ)
燦燦(さんさん)と日差しが降り注ぐ楽園、南仏・プロヴァンス。
豊かな自然と歴史のロマンに彩られたこの地方には、まだまだ知られざる魅力ある街が眠っています。
その一つが、セレブが集まる高級リゾートとして名高いサン・トロペ近郊の村、ラマテュエル(ラマチュエル)。花の季節には、ブーゲンビリア、ジャスミン、スイカズラなど、色とりどりの花々が咲き誇る、花の村としても有名です。
サン・トロペからわずか10キロほどしか離れていないにもかかわらず、華やかなサン・トロペの街とはうってかわって、プロヴァンスの素朴な田舎の雰囲気が楽しめます。
サン・トロペまで出かけたらバスまたはレンタカーでラマテュエルにも足をのばしてみませんか。
ラマテュエルはブドウ畑が広がる丘の上に広がる小さな村。外敵の侵入を防ぐため、かたつむりの形に築かれた典型的な中世の要塞都市です。
サン・トロペから車で15分の距離でありながら、普段着のプロヴァンスの魅力に触れられるとあって、フランス映画界のスター、ジェラール・フィリップをはじめ、多くの芸術家たちにも愛されてきました。
足元から見上げたラマテュエルの村。丘の上にたたずむ中世そのままの街並みに、思わず歓声を上げてしまいます。
入口から村の中心へと続く「メインストリート」。南仏らしい素朴な石造りの建物や、可愛らしいパステルカラーの建物に心躍ります。