四代目キム・ハンソル“仇討ち”を全面サポートする亡命政権の正体 (1/2ページ)

週刊実話

 “金漢率亡命政権”が樹立されるのは、米国か英仏か――。金正恩朝鮮労働党委員長は結果的には大失態をやらかした。トップになる気がなかった金正男氏を暗殺したことで、父の仇とばかりに“白頭の直系”が討伐に本腰を入れ始めたのだ。
 「キム・チョルというパスポートを持つ北朝鮮人が暗殺直後に金正男と公表されたのは、韓国国家情報院(旧KCIA)が彼の全行動を追尾していたからで、今回の漢率の動画登場を企図させたオランダ大使のバックに控えるのは米CIAです。あるいはCIAと北朝鮮とイランの関係に神経を尖らせるイスラエルのモサド、昨年、太永浩元駐英大使を脱北させた実績のある英MI6など、国際的な諜報機関が連携して正恩を揺さぶっている可能性もあります」(国際ジャーナリスト)

 先ごろ動画メッセージに登場した漢率が支援団体として挙げた『千里馬(チョンリマ)民間防衛』は、韓国内での認知がないとされる脱北者団体だが、あえて『千里馬』を使ったことに多くのメッセージが隠されていると北朝鮮ウオッチャーが指摘する。
 「暗殺直後に撮った動画を公表したのは、安全な場所への移動が完了したからでしょう。漢率がわざわざ『私はキム一族の一員です』と名乗ったのは『金日成の直系の四代目』であることを主張し、正恩に挑戦状をたたきつけたと理解できます。『千里馬』は1960年代に、朝日新聞が北朝鮮を『地上の楽園』と在日北朝鮮人に帰国を促した際に頻繁に使用したもので、金日成を連想させますが、本当の脱北者が使うとは思えません。米国とオランダがフロント的な意味合いを持たせるために使わせたのでしょう」

 実は、オランダと漢率が留学経験のあるフランス、そして英国の3カ国は北朝鮮とのつながりが深い。
 「英国は韓国に次いで脱北者が多く、『国際脱北民連帯』を実質的に率いる金主日氏が永住権を得て祖国に戦いを挑んでいます。亡命政権樹立となると資金が必要ですが、6カ国協議の米首席代表だったヒル国務次官補が当時明かしたところでは、スイス銀行には資金凍結された後に、金正日が正男に残したといわれる4750億円が全額ではないものの、存在するといわれていますし、英国ならCIAや韓国政府にとってアシの付かない金を送りやすいという利点がある。

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