Alpine is back! アルピーヌの歴史を彩るクルマたち (2/4ページ)
部品の供給や販売体制もルノーからの全面バックアップを受けることに成功し、多くのユーザーを獲得することになりました。軽快な走りというこのクルマのコンセプトは、後のモデルに多大なる影響を及ぼします。
■さらなる市場拡大を狙ったA108photo by 天然ガス(CC 表示-継承 3.0)A106が一定の成功を収めたことにより、レデレ氏は次なるロードカーを市場に送り出します。これが、1959年のパリサロンで発表されたA108です。市販のルノー車のエンジンやトランスミッション、サスペンションを流用するという手法はA106と同じですが、最大の特徴は新たに開発した鋼管をメインビームとするバックボーンチューブ構造を採用した点になります。エンジンはドーフィン用の845cc直列4気筒OHVのものをベースに排気量を拡大して搭載、圧縮比も9.0まで上げられチューンされていました。
■今も名車として語り継がれるA110photo by wikipedia(CC 表示-継承 3.0)アルピーヌのロードカーとしてはもっとも有名で、もっとも歴史に名を遺した存在がA110です。ベースはドーフィンの後継車であるR8(ユイット)。A108に比べ、より精悍なスタイリングとなったのがデザイン上のポイントです。後部ラジエターや4輪ディスクブレーキなどR8で採用された新機構を多く流用するほか、リアにセミトレーリングアームを加えて操縦性を向上させています。この性能を最大限に活かしたのがラリーで、1969年のアルペンラリー優勝、1971年のモンテカルロラリー1-3フィニッシュ、1973年のWRC制覇という結果がマシンのポテンシャルの高さを証明しました。
■GTスタイルの新世代アルピーヌ、A310photo by flickr(CC 表示 2.0)ラリーで名声を欲しいままにしたA110の後継として世に放ったのが、A310です。鋼管バックボーンフレームやRR方式、FRPボディといった伝統の技法はこのクルマにも引き継がれ、ポルシェ・911をライバルと想定し開発されました。ただスタイリングは丸みを帯びた従来のものとは決別し、モダンなデザインへと変貌を遂げます。