サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「衰え知らずの8歳馬フィエロが勝つ」 (2/2ページ)
とはいっても、前述したように、今回はかつてなかったような混戦模様。一筋縄で収まりにくいことは確かなようだ。
若くて生きのいい4、5歳馬に全幅の信頼を寄せ切れるだけの馬が見当たらないのであれば、ちょっとヒネってみようか。少ないながら出走してくれば善戦、健闘してくれる高齢馬に期待する。
狙いは8歳馬のフィエロだ。衰え知らずで、前走の京都金杯では57.5キロのハンデ頭ながら勝ったエアスピネル(56.5キロ)にコンマ1秒差の3着と頑張ってみせた。その後は短期放牧でリフレッシュ。ここを照準にしっかりと調教を積んできている。
「重め感なく、実にいい雰囲気に仕上がっている。中間の稽古内容も文句なく、力を出せる仕上がり状態にある」
こう力説するのは藤原英調教師。ならば、2カ月半ぶりの実戦になるものの、鉄砲駆けが利くタイプだけに、大いに注目すべきではないか。
前走後、ここ一本に的をしぼって調整してきたのは中京コースとの相性が抜群だから。半年ぶりになったデビュー2戦目で凡走した以外は、3戦して全勝。厩舎サイドが力を込めて仕上げてくるのは納得である。
問題は6ハロン戦が初めてという点だろう。が、GIスプリントカップ(6ハロン)を勝ったデインヒルが母の父で、その影響を受け継いでか、勝ち気で悍性が強い馬。胴が短い短距離タイプの体型でもあり、むしろスプリント戦は向いているのではないだろうか。
マイルのGI戦で善戦し続けていたことを思えば、能力も十分足りていいはずだ。
近親に全欧3歳王者になったロックオブジブラルタル(英・愛2000ギニーなどGI7勝)がいる良血。頂点に立つにふさわしい血統馬でもある。