注目の7人制スターがサンウルブズ戦先発! ストーマーズFW主力は休養 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 まさか、1年前にシンガポールで苦しんだ試合(サンウルブズと17-17で引き分け)を忘れたわけではないだろう。今季は開幕から3連勝中とはいえ、余裕を見せる段階でもない。が、25日に同地でサンウルブズと対戦するストーマーズ(南アフリカ)は、ベストにはほど遠い布陣で臨む。

 サンウルブズ同様、怪我人が多いチームだ。南ア代表のCTBダミアン・デアリエンディ、ジュアン・デヨーン、SHヤノ・フェルマーク、HOスカーラ・ントゥベニがリハビリ中で、新鋭SOジャン=ルック・デュプレッシーや、“ポケット・ロケット”と呼ばれる快足のユーティリティBKチェスリン・コルビも負傷でプレーできる状態にない。さらに、スコットランド代表としてシックスネーションズを戦ったCTBヒュー・ジョーンズは、3月18日のイタリア代表戦でハムストリング(太もも裏)を断裂し、手術することとなり全治約5か月と見られ、今大会中の復帰は絶望となった。ヒュー・ジョーンズは来季からグラスゴー・ウォーリアーズへ移籍するため、ストーマーズでのラストイヤーはプレーしないままチームを去る。また、6月にニュージーランドへ遠征するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに選出される可能性もなくなった。

 そんなチーム状態だが、ロビー・フレック ヘッドコーチは昨年の南ア最優秀選手であるLOピーター=ステフ・デュトイや、同じ南ア代表のLOエベン・エツベス、PRフランス・マルハーバ、FLニザム・カーを休ませる。若手が成長し、戦力が充実している証拠か。

 チームの特長であるディフェンスに加え、今年はスクラムの評判がいい。サンウルブズ戦は複数の南ア代表FWを欠くため力強さはダウンするだろうが、22歳のタイトヘッドPRウィルコ・ロウはスプリングボックスのスタッフも注目している成長株だ。

 また、3試合で15トライを挙げている攻撃力もサンウルブズにとっては脅威で、今季チーム屈指の突破力を披露しているFBのSP・マレーは休養で不在だが、昨年のワールドラグビー年間最優秀セブンズ選手であるシアベロ・セナトラが11番で今季初先発のチャンスを与えられた。

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