日本馬7頭が参戦!「ドバイワールドカップデー」を完全分析!(2)米国勢の独壇場になる? (2/2ページ)
ラニ以外のアウォーディー、アポロケンタッキー、ゴールドドリームは、いずれもGI馬だが、世界の壁は厚そうだ。前出・秋山氏が解説する。
「米国のアロゲートがズバ抜けています。昨年の覇者カリフォルニアクロームをBCクラシックで下して優勝。昨年の公式レーティング134は世界一です。今年も1月のGIペガサスワールドC招待S(世界最高賞金レース)を完勝していますし、死角らしい死角は見当たりません。不動の本命ですね」
相手もダートの本場の米国勢だという。
「昨年のケンタッキーダービー3着の実力馬ガンランナーは昨年11月にGIクラークHで優勝。今季初戦のGIIIレイザーバックHも楽勝でした。昨年のGIジョッキークラブゴールドCの勝ち馬ホッパーチュニティもおもしろい。ここまで25戦して6着以下なしと、安定性があり、昨年のここでも3着。馬場実績があることが強みです」
馬場実績は予想するうえで重要なファクターとなる。前出・牧野記者が話す。
「日本のダートが砂浜のイメージであれば、ドバイや米国の(一部の)ダートは、水がまかれてドロドロの水田のようなもの。跳ね返りの泥が当たって戦意喪失するケースもあり、馬場対応や脚質、メンタル面がポイントになりそうです」
昨年の香港国際競走の予想で4レース中3Rを的中させた秋山氏(東京スポーツ紙上)と牧野記者。今回は相手関係が直前までわからないだけに、2人の最終決断の印にも注目だ。