よくも悪くも……就活を経て仕事に関する考え方が変わった人は約6割!

就活スタイル

就活は人生のターニングポイント。内定者になると、将来の進路が決まって気持ち的にも落ち着くという人がほとんどですよね。では、つらい就活を乗り越えてみて、仕事や会社に対する考え方が変わったと思うことはあるでしょうか。今回は就活を終えた大学生のみなさんに、就活を通して仕事に対する考え方が変わった経験を聞いてみました。

Q.就活の最初と最後で仕事に関する考え方が変わりましたか?

はい……77人(55.0%)
いいえ……63人(45.0%)

約6割の内定者が就活を通じて、仕事に関する考え方が変化したと回答しています。具体的にどう変わったのでしょうか?

■大企業についてのイメージが変わった

・大きな企業=よいというイメージは変わり、大きな企業ほど人を見ていないという面もあるとわかった(男性/22歳/大学4年生)
・大手ばかり受けるのはいけないと思った(男性/22歳/大学4年生)

消費者としてはイメージのいい大企業。しかし選考では落とされてつらい思いをする就活生が多く、大企業に対する不信感をもってしまうこともあるようです。商品を買うのと働くのとでは異なるのですね。

■お金をもらうことを意識するように

・お金を稼ぐという目的だけではなく、やりがいをもって仕事をするということの重要さを感じたから(女性/22歳/大学4年生)
・仕事はお金をもらう以上、責任が伴うとより強く思った(女性/22歳/大学4年生)

お金をもらって働くからには手抜きはできませんし、どのようにお金を稼ぎたいか? ということについて、真剣に考えるようになった内定者も。お金と労働は切っても切れない関係のようですね。

■業界の現実を知った

・最初に行きたかった業界が、今じゃ絶対行きたくなくなったから(男性/21歳/大学4年生)
・現実的な勤務時間などがわかったから(女性/22歳/大学4年生)

好ましいと思っていた業界の労働条件が厳しかったり、眼中になかった企業の待遇が思っていた以上に良かったり。就活では、実際に行動してみないとわからない現実がたくさん見られるようです。

■社会人ってすごい!

・社会人としてしっかりしなければいけないと実感したから(女性/22歳/大学4年生)
・社会人になるということは相当な責任で、両親がすごいと感じた(女性/19歳/短大・専門学校生)

もちろん昔と今とではちがう部分もあるかもしれませんが、ほとんどが厳しい試験を潜り抜けて今社会人として働いています。そう考えると、親を含め、街にいるサラリーマンの人たちのことも尊敬してしまいますよね。

■プライベートより仕事を優先

・何年かしたら結婚して辞めようと思っていたけど、せっかく就活を頑張ったから、仕事を続けたいと思うようになった(女性/23歳/大学4年生)
・最初は、土日休みで充実したプライベートを過ごしたいと思ったが、土日休みでなくても時間の使い方次第で用事をすますことができそうだから(女性/22歳/大学4年生)

プライベートを考えるとあまり仕事に熱を入れすぎたくない気がしますね。しかし内定を勝ち取ったからには、イメージしていた生活を多少変えてでも、働きたいと思うようになる人も。

■多くの情報が入った

・いろいろな仕事について知ることができた(男性/22歳/大学4年生)
・いろいろな会社の考えに触れたから(女性/22歳/大学4年生)

志望する業界や企業について、よく調べないと選考を通過できませんよね。内定を取れた企業は少なくても、そこに至るまでに膨大な数の企業の情報を得たはずです。もう就活前の真っ白な状態ではありません。

■まとめ

就活の最終目的は内定を得ることです。しかし、内定と社会人としての人生はセットになっています。就活をきっかけに自分が社会人としてどうお金を稼ぎたいか、何をやりがいにするかなどといった点に考えが至ることも多いようですね。就活をするということ自体が、成長につながっているとも言えるかもしれません。

文・ファナティック

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年1月19日~2016年1月23日
調査人数:大学生男女140人(男性60人、女性80人)

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