さあ一丁、ブワァーっと植木等だ!(2)1週間の睡眠時間は10時間 (2/2ページ)

アサ芸プラス

「僕の中学の同級生に青島幸男と、フジのディレクター・すぎやまこういちがいて、TBSの社員でありながら『おとなの漫画』の台本もこっそり書いていたよ。それでクレージーの連中とも顔なじみになった」

 砂田は、CMの演出もいくつか手掛けていた。代表作が昭和38年に植木を起用して流行語になった「なんである、アイデアル」だろう。

「植木さんの家に行って、あれこれCMプランを練っていたんです。あのCMは5秒スポットという短い枠だから『何だろうねえ‥‥アイデアル』なんて言ってたら植木さんが『なんである、アイデアル』と口にして、それがセリフになった」

 アイデアルの洋傘は飛ぶように売れ、砂田は植木とともにスポンサーである丸定商店の社長室に呼ばれた。植木に手渡された金一封は、100万円はあったという。

 さらに砂田は、本来のTBSの社員として昭和42年に「植木等ショー」を担当。歌や踊り、ゲストとのトークを見せる上質のバラエティ番組だが、鶴田浩二をゲストに招いた回は視聴率が37%を記録した。

「そのお祝いにと植木さんが日本橋三越の時計売り場に連れてってくれてね。どれでも好きなものを選んでいいよと。そうは言われても、高すぎても安すぎてもダメだから、ちょうど真ん中あたりの2万円の時計を選んで」

 砂田は植木の晩年にも番組を作り、植木から「俺の節目には砂ちゃんがいつもいてくれた」と言われたことが誇りであった。

「さあ一丁、ブワァーっと植木等だ!(2)1週間の睡眠時間は10時間」のページです。デイリーニュースオンラインは、砂田実小松政夫週刊アサヒ芸能 2017年 3/30号植木等ハナ肇とクレージーキャッツエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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