赤ちゃんの体臭が気になる…臭いの原因と対策を医師が徹底解説! (2/4ページ)
オムツ
オムツの中で長時間尿がむれると、魚介類や出汁のような臭いがすることもあります。母乳やミルクしか飲んでいない(離乳食を食べていない)赤ちゃんの便は、米が炊き上がるときの蒸気のような臭いがすると言われています。
赤ちゃんの体臭で懸念される疾患
ワキガ
腋臭症(えきしゅうしょう)「 ワキガ」とも呼ばれ、皮膚に存在するアポクリン腺から分泌される汗が強い悪臭を放つ体質のことを指します。
一般的に汗は臭いを持つものですが、腋臭症/わきがの人のそれは強く独特な臭いであることが特徴で、思春期頃から起こります。
赤ちゃんで見られることはなく、思春期頃からの性ホルモンが腋の汗腺に作用することでワキガが生まれます。
脂漏性湿疹
脂漏性湿疹とは、皮脂の分泌が盛んな頭皮などでおこる湿疹、炎症のことで、脂漏性皮膚炎とも呼ばれます。脂漏性湿疹になるとかゆみが出て、赤い湿疹が出たり、皮膚がむけたりします。
成人の方と、生まれてまもない赤ちゃんに見られやすい、といわれてます。
脂漏性湿疹ができると、加齢臭のような匂いが起こりやすくなります。ぬるま湯と刺激の少ない石鹸で優しく洗い、こすらずに押し拭きするようにしましょう。
糖尿病
糖尿病とは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが十分でないために血中のブドウ糖がきちんと使われず、血糖値が高くなる病気をいいます。