赤ちゃんの体臭が気になる…臭いの原因と対策を医師が徹底解説! (3/4ページ)

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赤ちゃんで起こることはごくまれですが、 糖尿病の場合、尿が甘い匂いがすることがあります。

先天代謝異常
先天代謝異常のうち、以下の疾患は尿が特異な臭い発します。

産院でかかとから採血して行われる新生児マススクリーニング検査で異常がなければ心配ありません。

■ フェニルケトン尿症
フェニルアラニンと呼ばれる物質を代謝してチロシンに変える酵素の働きが生まれつき弱い、常染色体劣性遺伝疾患です。
そのため、フェニルアラニンが代謝されず蓄積されるようになり、尿の中に混ざって排出されます。

誕生したばかりのときには、この疾患は症状は認められませんが、生後3カ月〜4カ月を迎える頃になると症状が確認されるようになります。
 
■ メープルシロップ尿症
生まれつきのアミノ酸代謝異常の病気の一つで、尿や汗がメープルシロップに似た特有のにおいがする疾患です。別名で楓等尿症ともよばれております。

アミノ酸は約20種類ありますが、そのうち「分枝鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)」を分解することができなくなります。

病院で赤ちゃんの体臭は治療できる?
体臭に対して病院で治療をすることはありません。

ただ、 脂漏性湿疹があれば入浴や保湿ケアの方法について指導があります。その他の病気が疑われる場合は検査を行います。
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