人間の活動によって作られた7種の新鉱物 (2/4ページ)
そのためブラックライトを当てると黄緑の蛍光色で光る。
アメリカ、イラク、オーストリア、イギリス、アルゼンチンなどで見られ、良好な標本なら55,000円の値がつくことも。
・2. カルコナトロナイト(Chalconatronite)
――古代エジプトの遺物から発見
明るい青の粉状の鉱物で、古代エジプトの青銅製の遺物から発見された腐食生成物。後に西オーストラリアやコロラドなどの乾燥地帯にある鉱山からも発見されている。
・3. カルコラサイト(Calclacite)
――オーク材の引き出しの中で発見
博物館にある古いオーク材の引き出しの中でしか形成されない。1950年代、ベルギー王立自然史博物館に設置されていたオーク材の保管棚の中で最初に発見された。
白く、長い髪の毛状の結晶で、カルシウムを豊富に含む岩石や化石標本がオーク材の酢酸と反応することで形成される白華(表面に白い粉ができること)である。