人間の活動によって作られた7種の新鉱物 (3/4ページ)
・4. アブフライト(Abhurite)
――船が難破した結果

錫が海水と接触することで形成される。難破船が錫の積荷を海に落とした場所からしか発見されていない。
一例として1885年に英コーンウォール州セントアイブス沖で難破したSSチアフル号があり、同船は大量の錫を積んでいた。1994年に残骸が回収され、錫の多くにアブフライトが確認された。ノルウェー沖のヒドラ(Hidra)に沈んでいた難破船の積荷にあった白目製の皿や、紅海の難破船からも発見されている。
・5. コルネライト(Kornelit)
――銅鉱山で発見

鉱山の環境は新種の鉱物が形成されやすい。人間が掘削を進めることで、坑内の温度と湿度が変化し、それまでになかった反応が引き起こされるからだ。
ハンガリーの地質学者コーネル・フラヴァチェクの名にちなむコルネライトは、硫化鉄の酸化によって形成されたもので、スロバキアの銅鉱山で発見された。
水に非常に溶けやすく、湿気によっても壊れてしまうので、標本が空気に触れないよう気をつけねばならない。薄いピンク色かスミレ色をしており、針状の結晶が噴霧されるかのように成長する。