【世界の街角】イギリス統治時代を物語る、ペナン島・ジョージタウンのコロニアル建築をめぐる (2/3ページ)
オランダ製の大砲「スリ・ランバイ」。マレー女性のあいだでは、これに触れながら祈ると子宝に恵まれると信じられているのだそうです。大砲と子宝とは、意外な取り合わせですね。
・ビクトリア・メモリアル時計塔
ジョージタウンのコロニアル建築散歩のランドマークとなるのが、コーンウォリス要塞とランカウイ島行きフェリー乗り場のそばに位置する、ビクトリア・メモリアル時計塔。
1897年にビクトリア女王即位60周年を記念して建てらたもので、高さは即位の年号と同じ60フィート(約18メートル)です。てっぺんにドームをもつ優雅なシルエットが印象的。
・ペナン博物館
イギリス統治時代に学校として建てられた建物を利用した博物館が、1927年にオープンしたペナン博物館。ペナン島の民族や、歴史、文化、自然などを紹介していて、ペナン島をさまざまな角度から知るためにはうってつけの場所です。
なかでも、中国系移民の子孫、プラナカンの文化を紹介する展示は、美しい家具や調度品に目を奪われること間違いなし。