渡瀬恒彦“遺作ドラマ”に「現実とダブって涙が止まらない」と視聴者が涙

アサ芸プラス

渡瀬恒彦“遺作ドラマ”に「現実とダブって涙が止まらない」と視聴者が涙

 3月25、26日2夜連続で放送された、アガサ・クリスティ原作のドラマ「そして誰もいなくなった」(テレビ朝日系)。平均視聴率は1夜が15.7%、2夜が13.1%だった。

 同ドラマで注目を集めたのは、なんと言っても3月14日に多臓器不全により亡くなった俳優の渡瀬恒彦さんの姿だろう。ドラマの最後には「このドラマは2016年12月20日から2017年2月13日に掛けて撮影されました。渡瀬恒彦さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」とのテロップが流れた。

 渡瀬さんが演じた元東京地裁裁判長の磐村兵庫は、末期の肺がんで余命宣告を受けている人物。ラストシーンでは、犯人役の磐村が、なぜこのような殺人を犯すに至ったかを告白する。そのセリフの中には「私は末期の肺がんだ。余命いくばくもない」と、渡瀬さんの私生活とリンクする部分もあり、さらには「ありがとう。そして、さよなら」という別れの言葉が、多くの視聴者の涙を誘ったのだった。

 ネット上では「どんな気持ちでこの役演じたんだろうか」「痩せ細って体調悪そうなのに、それでも演じてるなんてすごい」「現実とダブって涙が止まらない」「こんな形の遺作は見たことない。渡瀬さんの俳優魂に拍手」といったコメントが並び、多くの感動を呼んだようだ。

「今作への出演は、どのような役どころかすべて承知の上でした。渡瀬さんの役者魂とファンへのメッセージのようなラストシーンでした」(制作関係者)

 あらためて、渡瀬さんのご冥福を祈りたい。

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