離婚率は下がってる!? 「離婚率」から読み解く日本の結婚事情 (3/4ページ)
次いで新潟県(1.39)、富山県(1.40)、島根県(1.48)、石川県(1.49)となっています。北陸地方は離婚率が低めで、九州地方は離婚率が高めであることから、離婚率は県民性も関係しているのかもしれません。
■日本における離婚率の推移「日本の離婚率は年々上昇している」という言葉、聞き覚えのある人もいるのでは? 実際に2014年と2015年では、「1.77」→「1.81」と増加しているようですが、もっと長期で見るとどうなのでしょう? 日本における離婚率の推移を探っていきましょう。
「平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況」(※1)を見ると、統計を始めた昭和22年(1947年)当時の離婚率は1.02。それから1970年くらいまでの20年間は、イタリアの離婚率に匹敵する0.74~0.99を推移していました。
離婚率が上昇し始めたのは、1970年頃から。1970年に0.93だった離婚率は年々上昇し続け、1983年には1.51までに達します。しかしその後、1990年くらいまで一時的に離婚率は低下。この時期はバブル期にあたり、日本が好景気に沸いていた頃です。景気がいい時期は、夫婦の関係も良好なのでしょうか。そしてバブル崩壊とともに再び離婚率は上昇します。
バブル崩壊後から上昇を続けた離婚率は、2002年には2.30に。しかし、2005年以降は増加どころか減少傾向にあり、2005年(2.08)、2006年(2.04)、2007年(2.02)、2008年(1.99)、2009年(2.01)、2010年(1.99)、2011年(1.87)、2012年(1.87)、2013年(1.84)、2014年(1.77)、2015年(1.81)と推移していることがデータより分かります。
つまり、「日本の離婚率は年々上昇している」というのは過去の事実であり、近年は離婚率が1.70~1.80台で推移していることから、上昇しているとは言えないでしょう。
■「離婚率」の高い年齢長年連れ添った夫婦が離婚する「熟年離婚」が増えているようですが、年齢で離婚率にちがいはあるのでしょうか。