石原元都知事「おとぼけ連発」百条委員会の行く末 (3/3ページ)

日刊大衆



「自民党以外の都議会の各会派からは、再度、石原氏への証人喚問を求める声が上がっています。また、4月4日には都庁元幹部3人の証人喚問が予定されています。そのうちの一人、元都知事本局長で現練馬区長の前川燿男氏は、東京ガスとの交渉役と名指しされた人物。もう一人は、東京ガスの交渉記録で、“都が安全宣言しないと地価が下がる”などと東京ガス側に伝えたとされる、元都政策報道室理事の赤星経昭氏。新たな事実が語られるか注目です」(民放記者)

 さらに、石原氏の責任を問う住民訴訟も控えている。「東京都が、“石原氏に責任はない”というこれまでの主張を、正式に見直すかどうかは、4月27日の進行協議で明らかになる。原告は石原氏の証人尋問を求めていますが、これまで東京都は、石原元知事の証人尋問は不要という意見でした。しかし、それについても方針転換する可能性があります」(前同)

 そのうえ、石原氏寄りだった都議会自民党も態度を変えつつある。政治評論家の鈴木哲夫氏はこう語る。「百条委員会についても“自分たちの過去の過ちを検証する”と前向きな意見が飛び出したほどです。小池氏に半ば同調することで、都議選の対立軸をなくす作戦ですね」

 また、気になる小池知事の出方について、前出の角谷氏は次のように語る。「7月2日の都議会選挙まで約3か月あります。その間、都議会の各党や国政も絡めて、さまざまな思惑が交差していくでしょう。小池氏が豊洲を争点に、出直し選挙をぶつけ、都議会選挙とダブルという手もあります。その場合には、国政側は総選挙をぶつけ、小池劇場を薄めるという手段に打って出る可能性もあります。一波乱、二波乱あるはずですよ」

 だが、肝心なのは豊洲問題への結論だ。前出の川内氏は、移転の危険性をこう指摘する。

「豊洲の汚染がなくなることはないと思います。私が環境委員会で追及した当時、東京都の豊洲問題の専門委員会の委員長は“(豊洲で検出されたシアンは水に溶けると青酸カリになるので)マグロに微量の青酸カリが付着する”と発言していますし、当時の環境大臣も、それを認めました。こうした場所に生鮮食品を扱う中央卸市場を持っていくのは、後世の恥です。速やかに豊洲を諦め、築地の再開発に力を注ぐべきです」

 また、前出の鈴木氏は豊洲の今後を次のように見る。「調査結果が4月に改めて出ます。その結果、有害物質の値が変わらず高ければ、豊洲移転の可能性は極めて低くなるでしょう」

 さらに、「一部では、移転の可否を住民投票で決めるという話もあります。しかし事情や背景、決定までのプロセスが分からないままでは、都民は冷静な判断ができませんよ」(前出の角谷氏)

 女帝と元覇王の争いの場となり、ますます混沌とする豊洲移転問題。光明が差す日はいつか。

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