フェデラーはナダルに今年3連勝、これから全仏まで休養へ [マイアミ・オープン] (3/3ページ)
最後のポイントでナダルのリターンが浮いてアウトとなったとき、フェデラーはベースラインの後ろでそのボールをフォアハンドでとらえて観客席に打ち込むと、両腕を挙げて勝利を祝った。
満場の観客たちは、ほぼ等しく分かれてふたりを応援していたが、勝利の瞬間にはそろって人気者のチャンピオン、フェデラーに歓声を送った。
フェデラーはトーマシュ・ベルディヒ(チェコ)に対する準々決勝では2つのマッチポイントをしのぎ、ニック・キリオス(オーストラリア)に対する準決勝では3つのタイブレークの末に勝利をつかんだ。
今大会には6度優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と2度優勝のアンディ・マレー(イギリス)が、ともに肘の故障で出場していない。
とはいえ、そのことを加味してもフェデラーのこのところの進撃は実に目覚ましいものだ。彼は今年の男子ツアーでトップ10以内の選手に対する7勝0敗を含め19勝1敗の戦績を誇っており、現在11連勝中でもある。このフェデラーにとって2006年以来の最良のスタートは、左膝の故障で昨年最後の6ヵ月を棒に振ったあとにやってきた。
同じく、長く左手首の故障で苦しんできたナダルも 「素晴らしいシーズンのスタートだ」と言った。「ツアーで最高のカムバックの一角だよ」。
大会を通し、フェデラーはテクニックの多彩なレパートリーを披露した。対ナダルの決勝ではサーブ&ボレーを行った6ポイントのすべてを取り、ほかにも6ポイントをネットで取っている。サービスもよく、3度にわたってラブゲームでサービスをキープした。また、ナダルのグラウンドストロークからパワーを奪う素晴らしいディフェンスを見せ、アンフォーストエラーは17本に抑えて30本のウィナーを決めた。
「僕にとって、夢は続いている」とフェデラーは言った。
2ヵ月の休養のあと、さらなる続きがあるだろう。(C)AP(テニスマガジン)