次世代コーヒーテーブル「Sobro」から見る、家電製品の進化の行方 (1/2ページ)
Photo via Visual Hunt
どのような製品を作れば、大衆に注目されるのか?
究極の答えを言ってしまえば、多くの人々に「これがほしい!」と絶叫させるような製品だ。
もちろん、そんな製品をポンポンと開発できれば誰も苦労はしない。なかなかそれができないから誰しも頭を抱えているわけだが、もし自分の発明したものが一度でも大衆の心をくすぐれば、たちまちのうちに莫大な額の投資が集まってしまうのも事実だ。
ここで紹介する『Sobro』という製品も、まさに「これがほしい!」の嵐を巻き起こしたものである。
■ コーヒーテーブルの「再発明」
Sobroの開発者曰く、コーヒーテーブルは2017年からその姿が一変してしまうらしい。
1世紀以上形状がほとんど変化しなかったコーヒーテーブルが、Sobroの登場によって未来への扉を開ける。このあたりはあくまでもPRではあるが、「次世代の家具」としての機能は確かに備わっている。
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スマートフォンやテレビとのBluetooth接続はもはや当たり前のもので、Sobro本体に電源がついているからモバイル機器の充電もできる。また、いかにもアメリカの発明品という感じでテーブルの収納部が冷蔵庫になっている。もちろん、音楽を聴くためのスピーカーも忘れない。
要は家電製品だ。だが、このSobroは白物と黒物の両方の特徴を備えているから、厳密に白黒の区分けをすることは難しい。そのあたりを鑑みても、「白物家電」というような物言いは時代遅れのものになってしまうのではと筆者は考えている。
白物家電、黒物家電、そして電子機器。この3種類が混血し、新たな製品を生み出す時代に突入しているのだ。