天才テリー伊藤対談「高木豊」(4)松坂は今年、何勝できそうですか? (1/2ページ)

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天才テリー伊藤対談「高木豊」(4)松坂は今年、何勝できそうですか?

テリー 今年もやっぱり、注目選手は大谷になっちゃうと思うんですが、高木さんから見て、どうですか?去年は10勝でしたけど、今年も2桁いきます?

高木 体さえ万全なら、何の心配もないでしょうね。ピッチャーに専念すれば恐らく20勝、バッターだけなら3割40本、40盗塁できる。足もめちゃくちゃ速いですから。

テリー アハハハ、笑うしかないな。漫画ですよね。

高木 いや、本当に。昔は「二兎を追う者は一兎をも得ず」みたいな固定観念がありましたからね。

テリー その辺りは、やはり栗山監督の慧眼ですか?

高木 あの素質を見てしまったら、捨てきれないんじゃないですか? でも、松坂(大輔)にも、それはできたと思うんですよね‥‥大谷のようにプレイできていたら、松坂の人生は変わっていたかもしれない。

テリー じゃあ、名前が出たところで松坂の印象も聞かせてください。去年は40球ぐらいしか投げてないですよね。なのに、年俸が4億だから「1球2000万」とか、ヤユされたりもしていましたけど。

高木 僕はこう思うんですよ、テリーさん。高校の時から伝説を作り、1年目の初先発で155キロを投げ、(日ハムの)片岡篤史を豪快に空振りさせた。そして日本一になり、アテネ五輪に行き、メジャーに渡り‥‥そうやって人を楽しませてきたことを考えると、「1球いくら」じゃなくて、松坂というブランドにそれだけの価値があるんじゃないか、と。

テリー それだけ大事な存在だっていうことですよね。僕、長嶋(茂雄)さんが引退される頃、よく仕事をサボって球場へ試合を観に行ってたんですけど、回りのファンは「おい、長嶋!」なんて声をかける風じゃなくて、「ミスター、頑張れ!」みたいな表情をして、黙って祈るようにして観ていたんです。今の松坂も、それに近いような感じなのかな。

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