ウユニ塩湖だけじゃない! 実際に旅した学生が語る南米のおすすめスポット4選【学生記者】

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こんにちは、横浜市立大学新4年のウクレレです。
みなさんのなかに南米に行ってみたいと思う人はいませんか? 南米といえば、ボリビアにあるウユニ塩湖が有名で、今では学生をはじめ、日本人にとって大人気スポットになっていますよね。私は実際に南米を訪れ、ウユニ塩湖にも足を運んできました。そこで今回はボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルーと4か国に足を運んだわたし独自の観点から、ウユニとマチュピチュだけじゃない南米西側の魅力を紹介していきます!


■日本人が多いウユニ塩湖


ちょうど卒業旅行シーズンの2月~3月は、ウユニ塩湖にきれいに水が張った状態になる時期が重なるため、卒業旅行でウユニ塩湖を選ぶ人が多くなっています。実際、この時期のウユニ塩湖はめちゃくちゃきれいで、うっとりするほどの景色が広がっています。

がっかりしたポイントは日本人が多かったということ。海外旅行するにあたって、外国ならではのその土地独自のよさを感じたり、現地の人と触れ合ったり、異なる国から来た人と接する……などに重きを置いている人も少なくないでしょう。そういう人にとっては日本人観光客が多い、ウユニ塩湖は残念に感じるかもしれません。というのも、ウユニの村はとても小さく、観光客はウユニ塩湖までのツアーを申し込む人がほとんど。「日本人御用達」を掲げる会社も数件軒を連ねており、そこで働く人もつたない日本語で客引きをしていくため、必然的に日本人が多くなるツアーもあります。特に繁忙期は、町の中や町まで行くバスの中などどこかで日本人と遭遇するでしょう。むしろ海外旅行で日本人を見かけると安心する、という人には、ウユニ塩湖はぴったりの観光地なのかもしれません。

■ウユニ塩湖だけじゃない! 南米の魅力とは?

南米4ヵ国のうち、日本人にはまだまだマイナーなコロンビアとエクアドルもおすすめです。コロンビアは、未だに多くの国から危険というイメージを持たれているようです。実際に、町には警官や防犯カメラも多く、夜はむやみに一人で出歩かないことや、人通りの少ない道は通らないなどある程度の危機管理は必要とされています。

しかし、近年では警備体制も改善され、ゲリラとの平和交渉も成立したことから国内情勢も落ち着きを見せています(写真は筆者撮影)。 そんなコロンビアのおすすめスポットは2か所。カリブ海に面した町、サンタマルタと、コロンビア中央に位置する小さな村、サレントです。

サンタマルタはそこまで大きな町ではありませんが、ダウンタウンに行けば、毎日出店が道の両脇を占めており、洋服から食べ物、機械類など多種多様なものを購入することができます。わき道を抜ければすぐにカリブ海があるので砂浜でのんびりもでき、博物館に行って歴史を学んだりすることもできます。広場のベンチに座っていれば、地元のおじさんやおばさんが気兼ねなく話しかけてくれます。

さらに、この町から「ロストシティ」と呼ばれる場所へ向かう登山ツアーに参加することができます。この「ロストシティ」というのは、なんとマチュピチュよりも古い歴史を持つといわれており、そこへ行く手段は山を自力で超えていくしかないというから驚きです。そこまでの道のりは3泊4日歩き続けるので容易ではありませんが、まるでジャングルを探検しているかのような感覚になり、達成感もあるのでとてもおすすめです。いまだに人里離れた山の中で暮らす原住民の人々とも出会うことができ、歴史の教科書でしか見たことのないような暮らしをしている人々の生活を垣間見ることができます。シャーマンが取り仕切る中で、数十人もの人が何千年もの伝統を守り続けて暮らしています。そんな小さなコミュニティは彼らの姿を目にするまでは自分の生活からはとうてい想像もつかないもの! 実際に自分の目で確かめてみる価値大です。


■コーヒー好きにはサレントがおすすめ!

コロンビアは世界第3位のコーヒー生産量を誇っており、なかでもサレントには地形上の理由から家族経営の小規模農場が多く存在し、そのうちの多くが農場見学ツアーを安価で行っています。ツアーには、コーヒーの木の栽培方法の見学や豆摘み体験、試飲などが含まれています。サレントのコーヒーは、芳醇でマイルドな飲みやすい味でした。コロンビア全土に言えることですが、この国の安宿はとても清潔で設備が整っている場所が多く、国柄から、好きなときにコーヒーを飲めるところが多かったように思います。


■エクアドル「赤道博物館」で南半球と北半球をまたぐ?!

エクアドルならではの観光スポットは、首都キトからバスで行くことができる赤道博物館です。「エクアドル」はスペイン語で「赤道」、外見上赤道の上に立ち、南半球から北半球をまたぐという夢のようなこともできます。ちなみに、キトは標高2800mに位置しており、赤道直下の強い日差しに反して気温は年間を通しても涼しくなっています。また同じくエクアドルにあるバニョスという町は、活火山に囲まれており、どこを眺めても美しい山々が連なっています。この町のまわりにたくさんの泉源があることから「バニョス=お風呂」という名前が付けられたそうです。ここには「アルプスの少女ハイジ」のハイジになれるブランコもあり、まるで空を飛んでいるような気分に。ブランコは安全性はあまり保証されていないように見えましたが、みんな手を放して叫びながら楽しんでいました。

■火山活動によってできたキロトア湖

私がエクアドルで最もおすすめするのは、ラタクンガという町のはずれにある火山活動によってできたキロトア湖です。この湖はおよそ3800mの高所に位置しており、火山活動の影響で化学物質が含まれているそう。そのため湖の中にはなんの生物も生存することができず、内部調査進んでいないため、湖の中心がどのくらい深いのか未だわかっていないそうです。化学物質の影響で、水の色もめずらしく緑に近い青色で、独特の鼻を刺すような臭いも感じられました。周りを歩くと3日ほどかかると言われているぐらい、巨大で不思議な湖に圧倒されました。この湖に行く途中に、エクアドルのグランドキャニオンと地元の人がいうほど壮大な渓谷があるため、そこもおすすめです。

他にも、エクアドルは活火山等の自然が豊富で、山登りや温泉を楽しめる場所も多く存在しています。また、エクアドルはカカオが有名で、豊富な種類のチョコレートがそろっていることもスイーツ好きにはたまりません。他の南米諸国に比べて、面積も小さいので比較的観光しやすいのではないでしょうか?

いかかでしたか? ウユニ塩湖以外の南米の魅力を知って、周りの友達があまり行ったことのないような場所に行ってみたくなった人もいるのではないでしょうか。 特にアクティビティ系の観光を楽しむには、体力的にも余裕のある若い大学生のうちに越したことはないと思います。そしてそれは、きっと学生生活最後のすてきな思い出になるはずです! ときにはよく聞く行き先から少し北に目を向けて、マイナーな場所を訪れてみてはいかがですか?

文&写真・ウクレレ

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