有村架純朝ドラで「昭和なのにスカート短い」時代錯誤と非難殺到
朝の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)の視聴率が予想外に悪い。第1週の平均視聴率は19.4%で、第2話と第5話は18.8%をだった。第1週での19%台は、2012年後期『純と愛』以来の低い数字だ。
「視聴者が有村のことを“見飽きた”と感じているのかもしれません。今回の有村の主役は、オーディションで決めたのではなく、最初から指名されてのものでした。人気を見込んでの起用だったのでしょう」(テレビ雑誌編集者)
前作『べっぴんさん』の全体平均視聴率は20.3%だった。主演の芳根京子はほとんど話題にならなかったのだが、20%以上はなんとか保っている。芳根より知名度も人気もある有村が、これを下回ることがないだろうと思われるが、不安な雲行きになりつつある。
「ひよっこに朝ドラのファンからクレームが出ているようです。ちゃんと“時代考証”をしたのか、という疑問です」(同・編集者)
実際、「錯誤」というべき時代への認識の甘さは誰の目にも明らか。何よりも目立つのがヒロインの容姿だ。
「ドラマの舞台は、昭和39年の茨城です。現在は、有村が演じる谷田部みね子の高校3年生の時代なのですが、当時の女子高校生の姿と有村の姿がまるで違います。有村の髪色は茶色に染められており、当時の一般的な学校校則であれば、絶対にありえないヘアスタイルです。それに、髪の毛が肩にかかる長さを禁止する校則も一般的だった時代です。しかし、有村の髪型はセミロングに近いものになっています。劇中には、ショートボブの髪型の出演者もいるのに、有村だけ妙に長いのです。違和感が残ります」(同・編集者)
有村の服装などにも違和感が
髪型以外にも、制服にも異論が出ている。
「真っ白な夏用のセーラー服を着ているのですが、生地が最近の化学繊維から作られたと思われる涼しそうなものです。スカート丈も有村だけが短くなっており、他の学生はすねぐらいまであるのですが、有村のものはひざが見えるくらいの長さです。有村だけがバランスを欠いています。当時の茨城には、ズボン姿の女子高生もいました」(朝ドラファン)
稲の刈り取りをはじめとした農作業のシーンで、有村は髪の毛を後ろに束ねていなかった。その理由は、角張った顔の輪郭を隠すためだという辛辣な声もあるほどだ。
「農作業のシーンでもしっかりとメイクがされていることにも違和感があります」(前出・編集者)
細かい指摘だが、積もり積もっていけば、これまで同ドラマシリーズを見ているファンが離れていくきっかけを作ることになりかねない。
「このままでは有村の人気まで失墜するかもしれません。朝ドラで名作だと言われるための、平均視聴率22%という数字が見えるまで、気が抜けないでしょう」(同・編集者)
女優としての有村架純の価値が問われようとしている。
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