熊本地震から1年 地震発生を1週間前に予知できる WEBサービス『予知するアンテナ』とは? 地震予知の権威・早川正士教授に聞いてみた (2/4ページ)

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最後に、一番難しいのが③地震の規模を的中させること。マグニチュード5以上で、6なのか7なのか、この精度を上げるには、やはり受信局を増やすことと、マグニチュード6、7規模のサンプル数を増やす必要があります。これらの対策を行うことにより、地震を1週間前に予測する精度を100%に近づけることができます」

「実は、昨年の熊本地震も予知はできていました。2016年4月7日に予兆をとらえ、“4月13日~4月21日の間に、九州地方でマグニチュード最大5.5の地震が発生する”という予測を出していたのですが、震源が観測ラインから外れていたことにより、規模が小さく出て、実際の発生は4月14日に熊本でマグニチュード7となり、予測より大きな規模となりました」

早川教授が、地震の発生時期をほぼ的中できる仕組みとは? またVLF電波受信局が増えるとなぜ場所まで特定できるのか? その点をチェックしていこう。

■『予知するアンテナ』が地震の予兆をとらえる仕組みとは?
早川教授のおよそ25年にわたる研究によって、マグニチュード5以上の地震が発生する約1週間前には、必ず上空の電波が乱れることが判明したという。『予知するアンテナ』はこの自然現象を計測することで地震を予知。地震が起きる/起きないで言えば、前述のとおりほぼ100%の精度で予知できる。

「両手で割り箸を2つに折るイメージを頭に思い浮かべてもらうといい。ゆっくり力を加えると割り箸が折れる直前にミシミシと軋みをあげ一気に割れる。地震のメカニズムもこれに似ており、地震発生の前に地面の奥深くで爆発前のエネルギーが軋みをあげ、その軋みが電離層にまで作用して電波を乱す。

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