サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「クリンチャーが人気勢を一蹴!」 (2/2ページ)
でも、どうだろう。パドックで毎度うるさく、落ち着きを欠く馬。使われるたびに体重が減っており、心身ともに幼さを感じる。牡馬の中に入ると厳しいのではないか。いずれにせよ、高い評価は与えづらい。
狙いは、やはり牡馬。といっても混戦だけに人気、有力どころでは当然ない。
期待したいのはクリンチャーだ。未勝利-すみれSを連勝中で、ともに楽勝。が、対戦相手が弱かったことからだろうか、評価はイマイチだ。しかし、穴党としては、そこがつけめ。あか抜けた好馬体、レースセンスのよさから、かなりの能力を秘めた素質馬とにらんでいる。
未勝利勝ちの際は逃げ切り。前走は2番手につけ、直線あっさり抜け出す正攻法の競馬だったが、ふだんは落ち着き払っており、流れしだいでどんな戦法でも取れるコントロールしやすい馬ではないだろうか。
状態もすこぶるいい。前走後はここ一本に照準を合わせ、丹念に仕上げられてきた。この、間隔を置いての調整に好感が持てるのだが、これが功を奏したのは間違いなく、満点とも言える好気配を誇っている。1週前の追い切りも実にリズミカル。ここまでの調整過程は、まず、万全と見ていいだろう。
だから厩舎スタッフも口をそろえ、「相手は一気に強くなるが、うちの馬も見劣りすることはない。楽しみはある」と言い切る。
近親にいる活躍馬はミスイロンデル(GIII兵庫ジュニアグランプリ勝ち)、フロンタルアタック(GII神戸新聞杯2着)程度だが、母系は欧州の一流血脈。世界を席巻した名種牡馬ダンジグの4×3(奇跡の血量)の近親配合馬というのも魅力。晴雨にかかわらず、大きく狙ってみたい。