小池都知事VS橋下徹氏「豊洲移転バトル」の奇々怪々 (2/4ページ)
要は、“豊洲は大丈夫では? 築地から移転すべし!”との持論をまくし立てたのだ。「理路整然と話しながらも毒気のある橋下氏の発言には、今も耳目が集まります。氏のツイッターのフォロワーは、180万人以上。テレビの深夜番組より、ずっと影響力があり、永田町でも注目されています」(前出政治部記者)
政界の“台風の目”が、小池氏の「豊洲移転ストップ」に牙をムキ出しにしたのだ。いわく、<地下水に環境基準を適用させる必要もない>と、“地下水は、生鮮食品には関係ない”とするそもそも論をブチ上げ、<小池さんは総合的に判断するとしか言わない。それはダメだ。どうなれば移転して、どうなれば移転中止にするのかの基準を早く定立すべき>
弁護士ならではの口ぶりで、政治家特有のあやふやな言い回しをブッタ切り、<外部顧問チームの意見だけで移転延期判断をやった小池さんの意思決定こそ100条委員会で追及すべきテーマだ> 石原慎太郎氏と同様、都のトップとしての責任を問われるべきだと断言した。
加えて、橋下氏の古巣・日本維新の会は「豊洲・築地問題合同調査チーム」を発足。「老朽化した築地市場の豊洲移転こそ“都民ファースト”」との提言を東京都に突きつけ、“反小池”の急先鋒となった。
「ここ100日ほどで、風向きが変わってきたんですよ」と言うのは、ベテラン政治記者。「昨年夏、小池さんが都知事に就任した後、河村たかし(名古屋市長)、渡辺喜美(日本維新の会副代表)らの間で、東京・名古屋・大阪の“三都連合”を結成する動きがあったんです。その時点では、橋下氏と小池氏は良好な関係でした」
ただ、蜜月はさほど続かず、昨年末からは関係が急速に冷え込んだという。小池知事が、「(橋下氏には)大阪で改革に取り組まれた実績があり、ぶっちゃけ、そのへんの話を伺いたい」と、自身の政治塾『希望の塾』の講師に、橋下氏を招こうとした折のことだ。
「橋下氏は、正式に小池氏サイドへ返答する前に、ツイッターで<こんなややこしい仕事はやらない方がいい>と言ってしまった。それを耳にした小池知事がカチンときて、事務方に確認した結果、ご破算になったという話です」(在阪記者)
“場外バトル”は連鎖を生む。