小池都知事VS橋下徹氏「豊洲移転バトル」の奇々怪々 (3/4ページ)

日刊大衆

これに加えて、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事が、「民間人の彼(橋下氏)を便利使いしようとするのは間違っている。あまりにも考え方が“事務方ファースト”だ」と大マジに批判。ちょっとしたすれ違いに見えるが、ここまで悪しざまに言うのにも理由がある。前出の政治部記者が言う。

「3月末、松井代表が大阪から東京へ乗り込み、日本維新の会の党大会を都内のホテルで開いたのは、明らかに小池氏を意識した動き。小池氏の『都民ファーストの会』はあくまで地域政党ですが、そこを母体に、小池氏が国政へ進出するのは必至です」

 なぜ、“小池新党”を意識するのか。「健全な第三極を謳ってきた日本維新の会そのものが、小池新党のあおりで埋没する可能性が生じるからです」(前出の鈴木氏)

 出てくる芽を摘みたい、との狙いだけではない。「当然、今度の都議選で“反小池”路線を打ち出して、全面戦争の様相を呈している自民党・菅義偉官房長官への目配せもあるでしょう。安倍晋三首相は、小池の言動にも理解があるとみられてきましたが、近頃はそうでもない、という話も聞こえてきています」(自民党関係者)

 結託を強くする、維新=自民の反小池連合。「橋下氏が豊洲移転の遅れを批判するのも、少なからず、そこには維新の会を援護しようという意思があると見ていいでしょう」(前出の有馬氏)

 加えて、小池都政を支えるべく、都政改革本部の特別顧問を務める上山信一慶応大学教授の存在もある。「彼は、大阪市特別顧問も兼任している。いわば、橋下氏の元ブレーンで、今も2人は頻繁に連絡を取り合っているようです。しかも、上山氏は豊洲移転推進派の一人。小池知事から見れば、橋下氏が同じ考えの上山氏を利用して、都庁の内部を豊洲移転に誘導しているように映るはず」(都庁関係者)

 というのも、「小池知事が豊洲市場への移転を即座に決められないのは、都庁内が“豊洲移転派”“築地存置派”に二分されているからです」(前同)

 分裂は、ここでも起きていた。“豊洲派”の代表が上山氏、“築地派”の急先鋒が「市場問題プロジェクトチーム」(PT)座長の小島敏郎青山学院大教授で、両者の勢力は拮抗。「小島氏は3月末、築地を移転せず、現地で改修する案を発表。

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