あり得るのか?物理学者が負の質量をもつ液体の生成に成功(米研究) (2/4ページ)
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さらに多くの物理学者が、マイナスの質量はダークエネルギー、ブラックホール、中性子星といった宇宙で発見された奇妙な現象に関連しているのではないかと考えている。
だからこそ専門家は実験室でそれを再現しようとしていたのであり、いくつか初期の成功が得られてきた。
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・液体の原子を超低温に冷却、負の質量をもつ液体の生成に成功
しかしこの度ワシントン州立大学の研究者は、液体の原子を超低温に冷却したことで、質量がマイナスであるかのような振る舞いが観測されたと発表した。
宇宙で発生する奇妙な現象の研究に役立てられるかもしれないと主張している。
この奇妙な液体を作るには、レーザーでルビジウム原子を絶対零度近くまで冷却し、ボース=アインシュタイン凝縮を作り出す。
この状態では、粒子が非常にゆっくりと動き、量子力学の不思議な原理に従うようになる。つまり波のような振る舞いを見せ、位置を正確に特定できなくなる。
また粒子の動きがシンクロし、超流体(摩擦によるエネルギー損失がない物質)が形成される。
研究チームは、この超流体をレーザーで絶対零度付近に保ちつつ、100ミクロン未満しかない小さなボウル状の場に捕捉。超流体がここに捕らわれている限りは通常の質量があり、ボース=アインシュタイン凝縮が続いている限り、まったく普通であった。
そこで超流体を脱出させようと試みた。第2のレーザーを用いて、原子を前後に蹴り出してそのスピンを変化させ、ボウルを突破させようとした。するとルビジウムはまるで質量がマイナスであるかのように振る舞い、高速でさっと飛び出したのだ。