ナダルがゴファンを下して決勝進出も、判定に物議 [モンテカルロ・ロレックス・マスターズ] (1/3ページ)

テニスデイリー

ナダルがゴファンを下して決勝進出も、判定に物議 [モンテカルロ・ロレックス・マスターズ]

 モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)のシングルス準決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第10シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を6-3 6-1で破り、大会11度目の決勝進出を決めた。

 決勝は、もうひとつの準決勝で第11シードのルカ・プイユ(フランス)を6-3 5-7 6-1で倒した第15シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)とのスペイン人対決となった。

 スコア上はナダルの一方的な試合に見えるが、第1セット第6ゲームで起こった、主審であるセドリック・ムーリエ氏の物議を醸し出す判定により、ゴファンの勢いが止まったことが試合に影響した。本来であれば、ゴファンがサービスゲームをキープして4-2リードとなるところだったが、ポイントのやり直しを要求されたのだ。

 「突然、主審にあのようなミスをされると本当にきついよ。あのようなことが起こると、もう一度集中して気持ちを立て直さなければならないからね。それはかなりたいへんだよ」とゴファンはコメントした。

 ゴファンは、ムーリエ氏が示したボールの跡が実際のものとは違うもので、あいまいな判定を下したことに激怒している。「彼は僕にボールの跡を示してきたけど、僕には何かわからなかった。彼の顔は動揺して自信のない感じだったよ」とゴファンはそのときを振り返った。

 試合はナダルが3度目のマッチポイントを奪って勝利を決めたが、この判定を巡って後味の悪い勝利となった。試合終了後にナダルとゴファンがハグを交わしたあとに、ナダルはムーリエ氏と握手を交わしたが、ゴファンは握手をせずに荷物を持ってそのまま立ち去っていった。

 「ムーリエ氏は本当にいい人だよ。別に彼に怒っているわけじゃない。ただ彼がミスをしただけさ」とゴファンは言った。

 4年前のマドリッド・オープン3回戦のナダル対ミカエル・ユーズニー(ロシア)の試合においても、ムーリエ氏の疑惑の判定にナダルが猛抗議した場面があった。

 この結果でナダルは今シーズン4度目の決勝進出を決めた。

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